玉舘よとぎ

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玉舘よとぎ

朝日新聞運営WEBにエッセイ掲載中/短歌もやってる/20歳/お仕事のご連絡は tama_kataomoi@yahoo.co.jp まで

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「フェミニストとして書く」ということと「書く」ということ

私は現在、朝日新聞社運営のWEBサイト「かがみよかがみ」でエッセイを書かせていただいている。 先日、かがみよかがみ内に投稿された「フェミニズム」関連のとあるエッセイがSNS上で炎上した。その炎上が起きるまで正直言って私は、かがみよかがみの方針や運営について疑問を抱いたことは"ほぼ"なかった。 炎上後、SNS上ではさまざまな議論や批判があり外部の人だけではなく、かがみよかがみでエッセイを書いているいわば内部の人達もサイトの現状について様々な声をあげていた。私はそれらの問題に

    • お焚き上げtanka 〚2020上半期総決算編〛

      はじめに「短歌ってあの、57577のやつでしょ」 「正直、どう読めばいいのかわからない」 という、そこのアナタ。 よってらっしゃいみてらっしゃい、 お焚き上げ短歌講座の時間ですよー。 ※お焚き上げ短歌講座とは、私の過去作の短歌を掘り出して成仏させつつ、その短歌の意味を解説しながら「短歌をどう読む(鑑賞する)と楽しいのか、どう詠む(作成する)と楽しいのか」をゆるーく話していく講座です。 今回は〚2020上半期総決算編〛と題しまして、今年詠んだ短歌を20首ほど(ちゃんと数えて

      • [超短編小説] 今夜はお風呂には入らない

        お腹の中央より下、その奥の奥が時々ぶわっと熱くなる事がある。 生理かと疑うような少しの重み。少しの脱力感。少しの酔い。そして誰にも言えない、言う必要が無いくらいの少しの背徳感が広がる。 「優ちゃん、どうしたのぼうっとして」 「ううん、何でもない」 私の向かいの椅子に座って、私の手で遊ぶ小夏は笑う。 少し開いた教室の窓から人の焼けたような匂いが流れ込んでくる。 「うわ、何これ臭いね」 「人の焼けた匂いみたい」 「えぇ、優ちゃん物騒な事言わないでよ」 窓を閉めようとする小

        • "フェミニスト"と言い切る勇気が無くて結局いつも自分語り

          フェミニスト、という言葉の存在は知っていた。 三年前、エマ・ワトソンが国連でスピーチしている動画をたまたま見る機会があって。なんかよくわからんけど、かっけぇな、と。 エマ・ワトソン=フェミニスト。エマに憧れを抱いていた重度のハリーポッターオタクの私は「彼女がフェミニストなら私も今日からフェミニスト☆」くらいの超絶軽いノリで、フェミニストになった。 けれどフェミニスト、という言葉を己の顔に書くのは、想像以上に怖かった。 ひとまず、フェミニストという人達の考え方に触れてみ

        「フェミニストとして書く」ということと「書く」ということ

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        • お焚き上げtanka
          4本

        記事

          お焚き上げtanka 〚"僕"はいやだ!編〛

          はじめに「短歌ってあの、57577のやつでしょ」 「正直、どう読めばいいのかわからない」 という、そこのアナタ。 よってらっしゃいみてらっしゃい、 お焚き上げ短歌講座の時間ですよー。 ※お焚き上げ短歌講座とは、私の過去作の短歌を掘り出して成仏させつつ、その短歌の意味を解説しながら「短歌をどう読む(鑑賞する)と楽しいのか、どう詠む(作成する)と楽しいのか」をゆるーく話していく講座です。 本日の短歌はこちら↓ ・へぇ、彼にホワイトチョコをあげたんだ昨日あたしが食べちゃったあ

          お焚き上げtanka 〚"僕"はいやだ!編〛

          お焚き上げtanka 〚字余りって何なのぉぉぉ編〛

          はじめに「短歌ってあの、57577のやつでしょ」 「正直、どう読めばいいのかわからない」 という、そこのアナタ。 よってらっしゃいみてらっしゃい、 お焚き上げ短歌講座の時間ですよー。 ※お焚き上げ短歌講座とは、私の過去作の短歌を掘り出して成仏させつつ、その短歌の意味を解説しながら「短歌をどう読む(鑑賞する)と楽しいのか、どう詠む(作成する)と楽しいのか」をゆるーく話していく講座です。 前回の お焚き上げtanka を読んでくださった方、ありがとうございます。 今回紹介

          お焚き上げtanka 〚字余りって何なのぉぉぉ編〛

          お焚き上げtanka 〚短歌の"よみかた"〛

          はじめに「短歌ってあの、57577のやつでしょ」 「正直、どう読めばいいのかわからない」 という、そこのアナタ。 よってらっしゃいみてらっしゃい、 お焚き上げ短歌講座の時間ですよー。 ※お焚き上げ短歌講座とは、私の過去作の短歌を掘り出して成仏させつつ、その短歌の意味を解説しながら「短歌をどう読む(鑑賞する)と楽しいのか、どう詠む(作成する)と楽しいのか」をゆるーく話していく講座です。 本日のラインナップはこの三首(短歌は一首、二首と数えます)↓ ・君が寝てまださよな

          お焚き上げtanka 〚短歌の"よみかた"〛