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たまひよ半生を語る

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私の自伝的な記事をまとめてます
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2020年2月の記事一覧

⑯突然やってきた転機

人生最大の自殺未遂のあと、私の死にたい気持ちは自然と薄れていった。彼にこれ以上負担をかけ…

たまひよ
4年前
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⑮自殺未遂の後遺症

この頃何度も自殺未遂をした。 救急病院の医師に顔も名前も覚えられるほどの 常連だったが、先…

たまひよ
4年前
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⑭生と死の間

「かまってちゃん」「弱い人間」 「死にたいという人間は自殺しない」 精神科に通院したり、自…

たまひよ
4年前
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⑬パンドラの箱を開けたとき

国試が終わり、大学を卒業し、一人暮らしを始めた。 道が一気にに開けて、これで病気が治ると…

たまひよ
4年前
4

⑫卒業~新しい生活へ

病気とわかった途端に何もできなくなった。 身体は鉛のように重く、頭には霧がかかっている。 …

たまひよ
4年前
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⑪立ち止まることへの恐怖

これを読んでくれている人なら 共感してもらえるかもしれない。 がむしゃらに走り続けてきた人…

たまひよ
4年前
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⑩哀しみが抑えきれずに溢れだして…発症

事件のあと、私は何も変わらずに生活を続けていた。 そう思っていた。私だけは。 私はそんなことすっかり忘れていたのだが、 実は周りの親しい人たちは、みんな何かおかしいなと 気付いていたらしい。 4年になったばかりのある日、私のことを何かと気にかけてくれる大学のK先生に話があると呼び出され、こう言われた。「実はね、私精神的に調子を崩してるの。眠れないから、通勤途中の駅前にあるきれいなクリニックでおくすり貰って飲んでいるんだよ。たまひよちゃんも眠れないなら行ってみれば?」 私はま

⑨消えた記憶

大学3年の冬、私は大切な何かを失った。 それが何かは未だにわからない。 でもあの事件のこと…

たまひよ
4年前
4

⑧介護と家事と学業の両立、そしてうつ状態に

介護には覚悟が必要だ。 介護する側はもちろん、介護される側にも。 私は20歳、母は55歳。 お…

たまひよ
4年前
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⑦母親の代わりを求められて

「お父さんは家事が出来ないから、 家事は全部たまひよ頼むな。 たまひよが大変だから、 お兄…

たまひよ
4年前
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⑥本音と対峙して…理不尽との闘い

不安だった。 受験勉強をしながら、ずっと不安だった。 このままだと、知らなくていいことを …

たまひよ
4年前
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⑤アイデンティティーの崩壊

中学時代のいじめとでもいうべき状態は卒業まで続いていた。しかし幸いなことに、一部の人間に…

たまひよ
4年前
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④限界を迎えて

「上手だからって自慢しないで」 「むかつく」 「先生から贔屓されてる」 部活の仲間にそんな…

たまひよ
4年前
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③緊張の毎日…母に言われた言葉

ずっと父が嫌いだった。 母と兄と私の3人で暮らしたいと願っていた。 私は。少なくとも私だけは…。 小学校にあがっても、そうそう性格は変わることはなく、人見知りで引っ込み思案で恥ずかしがり屋のままだった。毎日緊張の連続で、嫌々通学していた。 1つだけ変わったことがあった。母との関係だった。ここだけの話だが、母は頭が悪い。まるで考えることを拒否しているかのように見えるほどだ。母は小さい頃から兄に「バカ」と文字通りバカにされていたそうだ。私が産まれたとき、母は自分の義姉にこう言