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たまひよ半生を語る

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私の自伝的な記事をまとめてます
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記事一覧

⑳強制送還

いま思えば、精神的な不安定さとは対称に、仕事ではそこそこの成果をあげ、信頼を得ることがで…

たまひよ
4年前
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⑲摂食障害と診断されて

私は精神科の主治医に食生活の異常を言わなかった。管理栄養士のくせに何人前もの食べ物を食べ…

たまひよ
4年前
4

⑱新しい自傷行為

初めは食べ過ぎただけだった。食べ過ぎて気持ちが悪くなり吐いた。ここまでは誰もが経験してい…

たまひよ
4年前
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⑰社会人としての葛藤

大学助手としての仕事は、1年間ほぼなにもせずに療養していた私にとっては苛酷なものだった。…

たまひよ
4年前
4

⑯突然やってきた転機

人生最大の自殺未遂のあと、私の死にたい気持ちは自然と薄れていった。彼にこれ以上負担をかけ…

たまひよ
4年前
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⑮自殺未遂の後遺症

この頃何度も自殺未遂をした。 救急病院の医師に顔も名前も覚えられるほどの 常連だったが、先…

たまひよ
4年前
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⑭生と死の間

「かまってちゃん」「弱い人間」 「死にたいという人間は自殺しない」 精神科に通院したり、自傷したりする人が 一度は言われたことのある言葉。 もちろん私も。 私が飲んだ薬の量は、致死量を越えていたそうだ。しかし連絡のつかない私を心配して来てくれた彼氏に発見され、病院で処置を受け、命をとり止めた。傷は20針ほど縫合した。 退院の日、彼に付き添われて精神科を受診した私は、レイプのこと、バイト先でのことを医師に話した。先生は病名はPTSDであること、バイト先での出来事はフラッシュ

⑬パンドラの箱を開けたとき

国試が終わり、大学を卒業し、一人暮らしを始めた。 道が一気にに開けて、これで病気が治ると…

たまひよ
4年前
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⑫卒業~新しい生活へ

病気とわかった途端に何もできなくなった。 身体は鉛のように重く、頭には霧がかかっている。 …

たまひよ
4年前
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⑪立ち止まることへの恐怖

これを読んでくれている人なら 共感してもらえるかもしれない。 がむしゃらに走り続けてきた人…

たまひよ
4年前
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⑩哀しみが抑えきれずに溢れだして…発症

事件のあと、私は何も変わらずに生活を続けていた。 そう思っていた。私だけは。 私はそんなこ…

たまひよ
4年前
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⑨消えた記憶

大学3年の冬、私は大切な何かを失った。 それが何かは未だにわからない。 でもあの事件のこと…

たまひよ
4年前
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⑧介護と家事と学業の両立、そしてうつ状態に

介護には覚悟が必要だ。 介護する側はもちろん、介護される側にも。 私は20歳、母は55歳。 お…

たまひよ
4年前
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⑦母親の代わりを求められて

「お父さんは家事が出来ないから、 家事は全部たまひよ頼むな。 たまひよが大変だから、 お兄ちゃんは手伝ってあげなさい」 母が倒れたとき、父が私に言った言葉。 私は呆然として何も言えなかった。 大学に入学したものの、なんだかやる気が出ず、つまらない日々を過ごしていた。大学2年のとき、慢性的な蕁麻疹に悩まされるようになった。ある日、大学から家に帰ると、母が頭が痛いと言って横になっていた。私も蕁麻疹が痒くて仕方なかったので、休むことにした。 次の日の朝起きると、父に母をクリニッ