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空の、愛し方を問い続けている。

”救われた”という感覚を、身体で感じたことはあるだろうか。

わたしは、人生で何回かある。
よく、自分の人生を話すときに「母のあの一言で救われて…」とか、「最近はこんな人のこんな言葉に救われたんです。」とか、話すことはあるんだけれど、実はもっと大きな意味で、わたしは救われ続けている。

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小学生の頃、川沿いの通学路を歩いているときに、ふと思った。

「あれ、わたしは今空を”見上げて”いるけれど、空はこの道の裏にもあるのかもしれない」と。

地球がまるいことは、聞いたことがあった。ううん、聞いたことがあるだけで、本当にそうなのかはわからなかった。
ただ、あの時わたしは、身体的に感じてしまった。

”わたしの上にも下にも右にも左にも、空は続いているのだろう”と。

そうしたら、わたしは「空」という存在に包まれていることに気がついた。一歩踏み出しても、後ろ向きに歩いてみても、立ち止まっても、ジャンプしても。空は、わたしと共に存在していた。

そして、わたしの家の中にも、ランドセルの中にも、手のひらの中にさえも、空は存在しているのだと感じた。

それからわたしは、何かあると空を思い出すようになった。いや、何かなくても存在してくれているのが空だった。

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今年の春、ひょんなことから絵を描き始めるようになった。はじめは、どうして絵を描いているのか、何を描いているのか、よくわからないまま衝動的に描いていた。

そんなある日、ある宇宙飛行士の卵さんと言葉をやりとりする機会があった。彼は、とってもとっても宇宙が好きみたいだった。そして、「宇宙に行く」という夢をもっていて、その夢を、文章と想像力にのせて他の人にまでわけわけしている人だった。

わたしは、絵を描くことで何をしたいんだろう、と問うてみた。問いながら、絵を描き続けていた。


そうして今、たどり着いた答えがある。

「空へのラブレターを描いている」

空に、救われ続けている。
そんな空に、恩返しがしたい。

空の、愛し方を問い続けている。


今日も一日ありがとう、とあいらぶゆーを込めて。


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スクリーンショット 2019-11-30 午前0.04.00

今回、岡本コミンカさんとの素敵なご縁で、人生初めての個展を開催させていただきます。ありがとうございます。

空への恩返しと、来てくださるあなたへの花束のような想いを込めて。

▪︎個展名
「空と、花束と」

▪︎開催期間
12月7日 (土)11:30〜21:00
12月8日 (日)11:30〜18:00
12月11日(水)11:30〜18:00
12月13日(金)11:30〜21:00
12月14日(土)11:30〜21:00
12月15日(日)11:30〜18:00
12月18日(水)11:30〜18:00
12月19日(木)11:30〜18:00
12月22日(日)11:30〜18:00

▪︎開催場所
岡本コミンカ店内
(阪急岡本駅北口から徒歩30秒。美味しいカレーとかき氷のお店です)

▪︎入場料
無料
※店内で一品オーダーしていただきます。

▪︎主催
笹木珠代(tamayo.sasaki@gmail.com)
Art & Communication Weaver.
「わかちあう」ということはどういうことなのか、をテーマに、絵を描いたり、場を紡いだりしています。
アカリノタネ大家。アート集団「なんでもないような、」言い出しっぺ。大学では、福祉×アート×教育を勉強中。



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