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#16 ゲーマー界で都市伝説と言われた男とアールがゲーム人生で超絶難しかった懐ゲーとは?

過去、ゲーマー界にあり得ないコンボを決めるプレイヤーがいた。全国の猛者達を一蹴したテクニックを持つプレイヤーとは?
また、アールが紹介する超絶難しい懐ゲーについて。今回もゲームの楽しさを言葉でお伝えします!

【今回取り上げたゲームニュース】
★eスポーツ シニアのプロチーム発足 平均年齢69歳 秋田

番組は各種ポッドキャストから配信していますので、ぜひお聴き下さい!
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また、プロプレイヤーからゲーム業界を支える裏方まで、毎回業界への影響力が強い人物をピックアップしてご紹介します。
(「ゲーマーの流儀」内でアールがお話ししている内容です)

(ゲームのプレイで誰も真似できない動きをする人ってご存知の中でいらっしゃいますか?)

今は、例えばスーパープレイをYouTubeとかで見ると、やり方とか教えてくれたりとか「こういうコツがあります」とか結構情報が均一化してると思うんですよ。昔はそういう情報って分からなかったから、スーパープレイしてる人ってやり方も分からなければ、その人しかできないみたいなのって多かったんですよ。
インターネットの時代になって " この人だけ " っていうプレイって減ったと思うんですけど、それでもいますね。
格闘ゲームの世界にもこの人しかできないプレイっていうのが、明確に誰が見ても「この人は違うよね」っていう人がいます。sako選手です。
(アールと)同い年でオジサンなんですけど。格ゲー5神で昔からいるプレイヤー。都市伝説みたいな人で存在してるかどうか分からなかった、みたいな選手です。sakoさんって、昔のゲーセン時代では大阪の枚方市に住んでたんですよ。地元のゲーセンでしかやらない、けど超強い人。トッププレイヤーが遊びに行った時にsakoさんと試合したら見たことない連続技くらってボッコボコにされたと。で、そのプレイヤーが友達に言うじゃないですか。「やばいのがいた!めちゃくちゃやばいからちょっと今度みんなで行こう」って。そうしたら、やる気のあるトップ層が行くじゃないです、枚方に。sakoさん自身が枚方から出ないから。それで、みんなで遠征して対戦したら、全員揃って目ん玉飛び出るようなコンボくらって負けて、「なんじゃこりゃ」ってなるわけですよ。「sakoさんちょっと一緒にやろう、大阪から出てきてよ」って言ったら「めんどくさいから行かない」。「大会今度あるから出ましょうよ!」って誘っても「めんどくさいから行かない」って枚方から出ない。

関西勢はsakoさんの事知ってるから、関西から関東に来た時に「関西にはマジでやばいのがいるんだ」と言うんですよ、我々に。「いやいや、それでも何で出てこないの?そんなわけないでしょ。それだけ強くてやる気あったら絶対来てるはずじゃん。みんな負けたとか言うけど、またまた嘘でしょ。見ないと信じらんないし」って答えて。
関西勢が言うsakoさんのコンボとかも、「いや、そんなの出来ないから。人間にはできないよ」っていうやり取りがしばらく続いたんですよ

それである日、別のゲームのトップ層がたまたま枚方に遠征に行ったらしいんです。そうしたらメインじゃないゲームなのに遊びでやってたsakoさんにトップクラスの猛者達が全員ボッコボコにされて関東に帰ってきて、

「枚方に超やばいやつがいたんだけど」

その猛者達はsakoさんって知らないんですよ。

「枚方ってことはもしかしてあれじゃない?」
「その人のキャラこれじゃなかった?」

って聞いたら

「それだった」
「あぁ、それsakoさんだよ。」

「本当にいたんだ!」

本当に大会出ないsakoさんが、関西勢に引っ張り出されて全国大会に出てきたんですけど、マジでみんな「エーッ!!」みたいな。「これ人間ができんの!?」みたいなコンボで勝ち上がっていって、優勝はできなかったですけどで衝撃だけ残してまた枚方に戻って。

それでしばらく経ってインターネット対戦ができるようになった時期に「sakoさんがやばいらしい」っていう噂が聞こえてきたんです。でも、

「sakoさんってランクマッチみたいなポイントが上がってくやつやってんの?」

って聞いたら、やってない。
友達とプライベート対戦しかやってないけど、プレイを見た人は「こんなことやってて!とにかくヤバいです!」って言うんです。噂が広まって「いやいやそれは無理でしょ」ってsakoさんを知らない世代は言うんですけど、sakoさんを知ってる僕ら世代は分かります。

そんなsakoさんがオンラインの招待制トーナメントに出たんですよ。「ついに都市伝説が表に出る」って。インターネット配信の大会だったんですけど・・日本中が目ん玉飛び出た。「えー!!」って。その試合を見てた海外勢も「クレイジーすぎる!」って。

(圧倒的なんですね)

やってるプレイの内容がおかしすぎて、大道芸みたいなことばっかりやるんですよ。
ウメハラ選手が日本では超有名なんですけど、sakoさんはウメハラとsakoって勢力が二分するぐらいカリスマ性を持ったプレイヤーだったんですよ。

sakoさんもプロプレーヤーとして活動するようになってからは、KADOKAWAのFAV gaming(ファブゲーミングっていうチームに所属していて、元々めちゃくちゃ口ベタだったんですけどプロ生活も長くなったので今では流暢に宣伝とかちゃんとできるようになって(笑)。今40歳を超えてなおsakoさんしか世界でできないようなコンボを未だに決めてて、世界中から尊敬されてるし、世界中にファンがいる。

(どうやって練習してるとか気になりますね)

ひたすら難しい練習をやり続けるだけ。本当にゲームが超好きっていうだけで、みんなが出来ないことを出来るようになって驚かせるのが好きっていう気のいいおじさん。

(やっぱりプロゲーマーには濃い人多いですね)

sakoさんのヤバいところは奥様がsakoさんよりヤバい。「sako」っていうプロゲーマーは、ゲーム担当がsakoさんでそれ以外の担当が奥様。
二人で一人の「sako」ってプロゲーマーっていう感じです。詳しくはまた今度お話します。

(ゲーマーの流儀#16より)

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