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創業に懸ける想い〜エピソード2〜

こんにちは!
Tales Inc. CEOの竹内良地です!

今回は、前回に引き続き私自身の起業に込めた想いをお話したいと思います。

前回は、創業に至った学生時代の原体験をお話させて頂きました。

今回は、子ども福祉の世界から新卒でビジネスの世界に飛び込み経験してきたことをお話したいと思います。

「こういう奴が起業するのか〜」と等身大の私を知っていただけると嬉しいです。

臨床心理学からビジネスの世界へ

大学時代に臨床心理学を学び、大学外では不登校支援や児童養護施設のスタッフ、東日本大震災の復興支援NPOにて課外活動を行いました。

それらの経験から、「子ども福祉領域において持続可能な支援を行うために、ビジネスをしっかりと経験しよう!」と決意し、新卒ではネスレ日本という外資系メーカーに就職をしました。

実は、就職活動も一筋縄ではいきませんでした。

私は関西の臨床心理学部のある大学に通っていましたが、その大学はそもそも医療や福祉関係に就職をする学生が多く、一般企業への就職の事例があまりありませんでした。

初めて就職進路課の方に「第一志望はネスレ日本です」と就活面談で言った際にビックリされたのを思い出します。笑

それくらいなかなか一般企業かつ外資系の企業に就職する学生が少ない状況でした。

そのため、就職活動では当たって砕けろ精神で様々な一流企業と呼ばれる企業のインターンシップや選考に挑戦をしました。

当時、大学では臨床心理学と子ども福祉の活動という、一般的なビジネスからは離れたことしか経験していなかった私は、就活自体も苦戦をしましたが、ご縁ありネスレ日本に就職をすることができました。


苦労ばかりの新卒時代

ネスレでは、新入社員研修の時点からレベルの高さを感じました。

周囲の同期は私からすると一流大学を出ている人ばかりですし、経済学部や経営学部の出身も多く、臨床心理学部卒のビジネス知識皆無の私はとても焦っていましたし、毎日同期から刺激を受けていました。

新入社員研修が終わり、配属先の関西の営業所ではいち早く営業担当を頂き、毎日営業に駆け回る日々を送っていました。

知識も経験もありませんでしたが、情熱だけがあった私は、当時40代くらいの取引先にも生意気に様々な提案をし、時には商談ルームで「もう帰れ!」と言われたり、電話越しに「だから、最近の若者は何も分かっていない!」と言われたりと、苦戦をすることも多くありました。笑

それでも、本当に人柄の良い同期や配属先の先輩社員の方々に良くして頂き、仕事もどんどん楽しくなっていきました。


様々な経験値を積んだネスレ時代

初めて担当をさせて頂いた関西のスーパーマーケット様では、2年目にそのスーパーマーケットで今年一年のベストな取組事例にもご紹介を頂き、成果が実ったことも嬉しかったです。

3年目からは、関西から東京へ異動をし、新入社員の育成係やチームをリードする立場になり、リーダーシップも学びました。

コロナ禍には、社内のコミュニケーション希薄化という課題に対して、自身のアイデアをもとに全部署メンバーを巻き込んだプロジェクトを実施し、社内コンテスト「イノベーションアワード」を獲得することができました。


臨床心理学とビジネスの関係

ネスレでは主に営業としてキャリアを積みましたが、実は大学時代に学んでいた臨床心理学がとても仕事で活きていることを感じました。

臨床心理学では、主にカウンセリングの手法を通して、クライアントの中にある課題を発見し、その解決のために寄り添います。

ビジネスの中でも特に営業でも、同じくクライアントの抱える課題を発見し、その課題解決のための提案を行います。

この姿勢や、臨床心理学の傾聴力は営業活動においてもとても活かすことのできるスキルだなと感じます。


子ども福祉×ビジネス

ネスレで様々な経験をさせて頂き、その後は子ども関係のビジネスを行うスタートアップ企業へ転職をして、今回起業をしました。

いよいよ、私が学生時代から思っていた「子ども達が将来にワクワクできる環境をつくる」というライフビジョンを実現するために、一歩を踏み出します。

子ども福祉の領域は、まだまだビジネスマインドが入っておらず、現場にいる支援者の方の頑張りでなんとか成り立っている部分があります。

私自身も学生時代にその様子を現場で体感し感じたことは、もっとビジネス的な視点が入ることで、子どもたちにとって最適な支援の形が作れると思っています。

子ども福祉の中にビジネスを活かし、必ず、子ども達が将来にワクワクできる環境をつくりたいと思います。



Tales Inc.
CEO 竹内良地



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