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今日の不安や心配は、あの日の自分への

毎日毎日、思考は止まることを知らない。

いろいろな考えが湧いては流れ、湧いては流れていく。

楽しいものや嬉しいものばかりだったらいいが、そういうわけにもいかないだろう。

イライラすることや、不平や不満、心配や不安も頭の中にこれでもかというほど湧いてくる。

これまでは、とにかくこういうネガティブな思考はなるべく考えないようにするのが大切なことだと思っていた。

いや、実際大切なことには変わりないけど、これらを無くさないと自分は安心できない、幸せにはなれないと思っていた。

常にポジティブな考えだけが出てくる人間が幸せな人間だと。

実際そうなれれば、そうなんだろう。

だけど実際は、不安や恐怖というのはそうそう消えるものではない。

消そうと思って、でも消えなくて、
その度に、自己嫌悪に陥るなんてのはよくあることだ。

たぶん、不安や心配は消えないだろうし、出てくるのを止めることはできないだろう。

でも、それらが出てくることに絶望以外の意味付けを新しくすることはできると思う。

全てのことはタイミングがあって、完璧にそれが起こっている。

今日雨が降ったのは、昨日の雲や風の流れが原因だ。
そして、昨日の雲や風の流れは一昨日のそれが原因である。

全ては繋がっている。

だから、今この瞬間に起こった思考にもちゃんと理由があるのだ。

もし、何かを見たり聞いたりして、イライラしたり、不平や不満が出たのだとしたら、

それは、もしかしたら過去の自分が、
助けてほしいと叫んでいるのかもしれない。

怒りや悲しみは、あの日傷ついた自分に向けて、あの日の自分を癒すために、今現れてきたのだろう。

だから、怒りや悲しみ、不安や恐怖が出てきたら、外に向かって文句を言ったり、攻撃するよりも、

自分は何を癒したいと思っているのか、
自分の中にこそ目を向けてみるのもおもしろいと思う。

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