Tale_Laboratory

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誰もが物語が好きだと思います。そして誰もがそれぞれの世界を持っています。自分の世界を自由気ままに空想できる場所がここにあります。

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  • 空想お散歩紀行 心の道

    物語と心を通じて 少しでも前を向くことができるように。

  • 空想お散歩紀行 物語の道

    空想の世界の日常を自由に描いています。

  • テイル・ラボの魔法の箱

    Tale-Laboratoryのオンライン・ワークショップ「箱庭物語プロジェクト」を楽しんで頂けたら、そのお気持ちを魔法の箱へ

最近の記事

言葉には一段の注意を

物語とは、言葉の集合体である。 古代の壁画みたいに絵のみで伝える物語もあるが、基本的に口伝でも書物でも、物語は言葉で伝えられる。 だから、言葉というものには気を使わなければならない。 言霊という言葉があるように、言葉に魂が宿る。 意味以上の意味が宿るのだ。 言葉が人に力を与えることもあれば、人の力を奪うのも言葉だ。 言葉の意味をしっかりと考えないといけない。 「自信」という言葉がある。 その字は、自分を信じる、みずから信じる、おのずから信じるを意味する。 そ

    • 物語はすぐそこにある

      多くの人が物語の創作を楽しむにはどうすればいいか。 それには、ハードルをなるべく下げることだと思う。 物語を創ると言うと、難しく感じると思う人が大半だろう。 でも、物語にも様々ある。 120分の大作アクション映画もあれば、 1話10分もない、サザエさんのような話もある。 要はいきなり大きい物を創ろうとするから大変なのだ。 まずは小さいところから、どこかに買い物に行って帰ってくる、それだけの話でもいい。 おもしろければいいのだ。 そして、おもしろさにも色々ある。

      • 不安や心配は物語の中で

        物語にはキャラクターがいて、 キャラクターに心がある。 キャラクターを作り、動かし、物語を作るという行為は、作者の心と密接に関係している。 「物語と心」が僕の中にあるテーマだ。 おもしろいものを創るというのも、理由の中にはあるが、 それよりも、自分のために、 楽しんで創る。 ただこの瞬間に集中する。 心を軽くして、前向きになるために創る。 そんな感じで、物語を創ることで人の心を積極的にできないかと考えている。 今回は、誰もが抱えているであろう不安や心配を少しでも軽

        • 問題はそこにはない

          僕たちは、何か自分に都合の悪いことが起こると、それを何とかしようとする。 やっていたことが失敗したり、思っていたことが思い通りに進まなかったりして、悲しくなったり、落胆したり、苛立ったりする。 その失望した気持ちを何とか取り返そうと、起きた問題の原因を探って、それを解決に向かわせる。 そうしないと自信を失ってしまうと思っているからだ。 だけど、それは順番が違う。 まずやることは、起こったトラブルの解決ではない。 本当の問題はそこにはない。 まず観なければいけないの

        言葉には一段の注意を

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        記事

          歳は忘れた方がいい

          これは老人に関する話だが、ある程度の年齢になった全ての世代に通じる話だと思う。 よく、「人生の中で、今が一番若い」と言われるが、まさにその通りだ。 いや、むしろ今自分が何歳かなんてことも、本当は考える必要なんてないのかもしれない。 年相応の食事だとか、ファッションだとか、どこの誰が決めたか分からないが、一応基準ぽいものが年齢にはある。 だが、今これくらいの歳だから、これをした方がいいとか考えるのは、 果たして、自分の意志なのか、それとも世間と言うか、社会と言うか、そ

          歳は忘れた方がいい

          好きなことに縛られるな

          昔は、なるべくいい学校に行って、なるべくいい会社に入って、そこでずっと働いて、結婚して、子供作って家族作って、家建てて、みたいなのが一応の正解みたいにされてきた。 当然、今でもそれは正解なのだろうが、 技術の発達で、世界中の情報が瞬時に手に入り、同時に自分でも情報を発信できるようになると、 きっと、とてつもなく便利で楽しい世界になるのだろうと思われていたが、 実際はむしろ、昔には無かったような悩みや心配や不安を抱えるように、人間はなってしまったようにも思える。 誰も

          好きなことに縛られるな

          理想は今ここに

          空想というのは、心の中で絵を描くことだ。 しばらく日常から非日常の世界に飛び込むことでもある。 創作では、いかにその世界に深く飛び込めるかが大切なことの一つだと思う。 空想の世界、自分で創ろうとしている世界の住人の一人になることで、もう一つの現実としてその世界を構築していく。 つまり、「なりきる」ということだ。 この「なりきる」という行為はなかなかバカにできないものだと思っている。 自分はこういう性格で、これが好みだ。 あいつはああいう人間だ。 世の中は、社会は、

          理想は今ここに

          全ては完璧すぎている

          https://president.jp/articles/-/82387 梅雨の時期になるとよく出てくるお話。 低気圧だと頭痛がする。 お日様に当たる時間が多いとセロトニンが分泌されやすい。 天気というのは人間の健康と密接に関わっていることは昔からよく言われている。 そしてそれは天候だけではない。 全ては繋がっているのだ。 小学生の頃、親や先生に言われたことが、 中学生の頃の友だちとの会話に繋がっているし、 中学生の頃に本屋で見かけた本のタイトルが、 大学

          全ては完璧すぎている

          人は食べたものでできている

          あなたは・・・ 腐った物を食べるだろうか? もちろん食べないだろう。見た目や匂いもひどいし、そんなもの食べたら腹を壊すに決まっていると分かっているからだ。 では、あなたが海外に行ったとしよう。 その現地の人たちは当たり前に食べているけれど、 日本では見たことも聞いたことも無いような物があったら、 ためらわずにすぐに口に入れることができるだろうか? 個人差はあるだろうが、たぶん少しは躊躇するはずだ。 現地の人たちが食べてるから、口に入れても死なないだろうけど、未

          人は食べたものでできている

          人は時間を操れる?

          6月も半ばを迎えようとしている。 信じられないかもしれないが、今年がもうすぐ半分終わろうとしている。 年を取るほど時間が経つのが早いと言うが、 でも時間の流れは本来老若男女関係無いはずだ。 では、何で時間の感覚に違いがあるように思えてしまうのか。 それは心が常に、あっちこっちに取っ散らかってしまっているのではないかと考える。 昨日のことや明日のこと、さらにずっと未来のこと、お金のこと、健康のこと、家族や仕事場などの人間関係、などなど。 不安や心配、煩悶などの消極

          人は時間を操れる?

          比べる相手はどこにもいない

          日本人は比べることが好きかもしれない。 テレビをつければ、毎日どこかで何かをランキングしている。 比べることは他との違いを知ることができて楽しいかもしれないが、 人は比べることで苦しい思いをしている人も大勢いる。 自分と他人を比べて勝った負けた、優れている劣っていると、 もしかしたら、人の頭の中は常に何かと何かを比較して、どちらが正しいのかを判断する、そんなことばかりしているのかもしれない。 なぜ、人はそんなにも比べたがるのか、 それはたぶん、自分の立っている場所

          比べる相手はどこにもいない

          言葉の使い方にご用心

          言葉は言霊とも言う。 言葉には魂が宿るということだ。 だから言葉の扱いには特別の注意が必要なのだが、 ちゃんと言葉を使っているだろうか。 言葉に魂が宿り、力を持つというのであれば、 自分自身には積極的な言葉を使っていかなければいけない。 誰かに投げる言葉もそうだが、自分自身に対する言葉も同じ。 やたらと不平不満ばかり言っていないだろうか。 すぐに自分で自分を否定したり、卑下したりしていないだろうか。 本当は自分はどんな言葉を掛けてもらいたいと思っているだろう

          言葉の使い方にご用心

          正解探しはやめよう

          https://president.jp/articles/-/82353 ネットが発達して、怒る人が増えたと思う。 それは、自分と違う人間があまりにも多いことが気になって仕方ないからだ。 人は大勢いて、いろんなタイプがいることは頭では分かっていても、理性のどこかでそれを拒否している。 少しでも間違っている(と思っている)ものや、不謹慎(と思っている)ものが気になる。 それらに苛立ち、原因となっている人物などを探して攻撃しているのは、 不安だから、以外に無いと思う

          正解探しはやめよう

          心の代弁者

          創作というのは、自分の心を理解するうえで大変役立つものだと思っている。 創作にもいろいろあると思うが、全てにおいて共通しているのは、自分自身が抱く世界との対話みたいなものである。 自分は何を求めているのか? どんな理想を持っているのか? 気に入っているものは何か?気に入らないものは何か? 物語や、そこに登場するキャラクターは自分の代弁者だ。 直接言葉では上手く言えない人が、手紙だと自分の思いを吐けるように、 直で自分の心を眺めるより、一つ何かクッションを挟むことで、

          心の代弁者

          恐怖は使いこなすもの

          人がなかなか行動できないとき、 その根底には「恐怖」がある場合が多い。 恐怖とは、過去に起こったことがまた起こらないか、 まだ経験したことはないけど、ひどいことが未来に起こるのではないか、 そんな不安から来る感情だ。 それがあるということは、人間が生きていくうえで必要だからあるのだろうが、 その恐怖が、人の心を弱らせ、時に一歩も動けなくさせてしまう。 生きていくうえで、大きな障害になってしまうこともよくある話だ。 人が生きていくうえで、人の邪魔になるものが人の中

          恐怖は使いこなすもの

          人はカテゴリが違うだけ

          世の中には、常に行動できる人の方がスゴイ!みたいな風潮があるが、 人のタイプにはいろいろある。 その中で、僕はとある2つのタイプが存在すると思っている。 刺激に鈍感なタイプと、刺激に敏感なタイプだ。 人間の感じる刺激を0から100として、 真ん中の50がちょうど安心できる数値とする。 刺激に鈍感なタイプは、日常で基本的にそのレベルが0~50の間にいて、 刺激に敏感なタイプは、日常で基本的にそのレベルが50~100にいる。 だから、鈍感タイプは新しいものやおもしろ

          人はカテゴリが違うだけ