泥臭くて強い言葉
ありがたいことに「格闘技医学」とか、「強さの磨き方」なんてことをテーマに活動していると、
「僕も強くなれますか?」「どうすれば強くなれますか?」
などのご質問をいただくことがある。非常に嬉しく、ありがたいなと思う。
「強くなりたい」という想いがある限り、人は強くなれる。
僕はそう信じている。
で、その時に、肚の中に「言葉」があるかどうか。
ここ、結構大切だ思う。
「強くなりたい」でもいいんだけど、それは「意志」の場合もあれば「願望」で収束してしまうこともあるので、願って、望んで、それで満足してしまう、ってこともありがちで。お祈りは大切だけど、お祈りだけで実力が上がるわけでもない。
というわけで、肚の中に置いておく言葉で、いいんじゃないかな?と思うのは
「このままで終わってたまるか」
「ふざけんな、今に見とけ」
「次はオレの番だ」
などの「泥臭くて強い言葉」だ。
思わず行動したくなる言葉。
立ち上がって向かっていく言葉。
存在を証明しようとする言葉。
そういった言葉たちを肚の底から、「他の誰かに向かって」ではなく、「自分自身の中心」に向けて発してみれば、
身体中にエネルギーが漲ってくる。
このエネルギーを感じながら、とるべき行動に集中すれば、
少しは望む方向に前進できるんじゃないだろうか。
スマートに、綺麗に、強くなろうとしてるうちは、しょせん本気じゃないってことは、本気じゃない時の自分を振り返れば、お腹が痛いくらいよくわかる。
というわけで
気取った自分を、汚れることをさける自分を、現状に胡坐をかく自分を、回り道を嫌う自分を、楽勝を求める自分を、めんどくさがる自分を、わかったような顔をする自分を
「泥臭くて強い言葉」でぶっ倒す。
何度も、何度も、ぶっ倒す。
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