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サードドアを発見しよう


サードドアという本を読んで、自分がこれまでに選択してきた方法にものすごく近い考え方があった。

ファーストドアというのは正攻法であり、真正面から既存の道に沿って進む事だ。

セカンドドアとなるのは、例えば知人の伝などを使っていくこと。

そして、サードドアは人々が考え付きにくいような裏道から攻めるというようなイメージだ。


それぞれのドアには列ができている。

正攻法となるファーストドアには多くの列が出来上がっている。

セカンドドアは予約制だ。並んだところで、学校とご予約はありますか?」と聞かれて、予約していなければそこでお断りだ。

サードドアはファーストドア同様に誰しもにチャンスがある。

しかし、ファーストドアのように明確に設置されているわけではなく、自分でそのドアを見つけ出さなければならない。

そして、そこには列ができていないし、見つけることができればそれはあなた専用のドアにもなり得る。

誰でもない状態からスタート


人は誰でもない(nobody)状態から何がしかの者(somebody)になるために考える。

目標が何なのか、そしてその目標を実現するためのベストの道はどれなのかを自問自答することはやめてはいけない。

他の人がああするべきだとか、こうするべきと言うことや、世間一般ではこうだから、みたいなことに左右されずに自分に問いかけ続ける。

メインの道から逸れているように思えるサードドアだけれど、それが僕を形成してくれている、いわば自分だけの道(your way)になっていると思う。

想いが道を拓く


サードドアの選択というのは、自分がこうなりたいという強い想いがあって

自分の人生を自らの手で引き寄せようとする考え方なのだと思う。

誰かが自分に対して道を示してくれるのをただ待つことをやめる。

そう決意することが始まりかもしれない。

自分で考えて、チャンスを自ら作り出す。

時には失敗するだろうし、時には成功するかもしれない。その確率なんていうのはわからない。

だけど、進まなければ何も始まらないし、進めば何かしらが起こる。

道中には案内人と呼ばれるような導き手が現れるかもしれない。

でも、それはあなたが歩を進め続けたことによって得たチャンスだ。

準備できているか?

あなたが望むものを手にする為に進んだ道の先では、そこをこじ開けて入り込むということが目的ではなくて、

そこに到達したときに自分の価値を提供することができるかどうか。

準備万端かどうかということだ。

何度もチャレンジする


僕はいま海外でサッカー選手をさせてもらっている。複数の国を移動しながら選手を続けさせてもらってきた。

しかし、僕の目指したのはJリーガーだった。

日本国内で自分がその夢を叶えることができなかった。諦められずに何度もチャレンジしたけれど、あと一歩というところに迫ったことがあるくらいだった。

それでも諦められずに南米アルゼンチンにも行ったし、話があればどこへでもいくと決めていた。


そういう風に諦めないことによって、いつか自分のドアが開く時があるというのを経験させてもらった。

何度もトライする必要がある。

最初に成功することは限りなくないと言っていい。あの有名なエジソンでさえ、失敗を何度も重ねて大発明を成し遂げた。

1回の挑戦でサードドアが開くことはありえないのだろう。

失敗=だめなこと?


失敗というのはダメだという烙印を押されるのではなくて、勇気を持って自分の夢を追いかけ続けた証なんだと思う。

実は僕自身、失敗から得ていることが沢山あると思っている。いまでは東南アジアでの多くの失敗話はオンラインで打ち合わせをしたり、イベントに参加する際の雑談として重宝する。

もし失敗したとしても、経験はしっかり残る。
経験というのは糧になるので、次回は工夫することができます。

もし簡単に成功していたら、それがたまたま1%くらいの確率で成し遂げられたということであっても、確実な策だと思い込んでしまうかもしれない。

でも、失敗を経験することの方が実は学びが多いと思う。


失敗しないことがゴールなんじゃない。

コロナ禍は機会にもなる


いまの時代はコロナによって様々な規制や制限がなされている。

その中でチャレンジをするというのは簡単なことではないだろう。

しかし、これじゃあ何をやってもうまくいきっこないと決めつけて何もやらないのか、

これをチャンスと捉えて何かやってみようと思うかによって大きく異なると思う。

僕はコロナ禍でチームのスポンサーさん達が撤退していく中で黙ってその様子を見て行って崩壊の音を聞く事を選ぶのか、

それとも崩壊しない為に、もしくはより良くしていく為には何かできることはないか?と考えた。


そうしたことによって新たな出会いや、自分自身のサッカーをする目的や意義、やりがいなども大きく変容していった。


それはサッカーという域を超えて、スポーツの価値というところまで広がった。


ただじっと座って、状況が自然に好転すると期待し続けることはできない。

僕たちには一度きりの人生でどうしても達成したいことがあると思う。僕にはある。

だから、僕らは何をすべきかを考え実行に移していく必要がある。

じゃなかったら時間が過ぎていくだけだ。

はじめてのチャレンジ


初めての挑戦はそれが何であれ苦労する。

最初の挑戦はとても苦しい。

ときには痛みも感じるけれど、挑戦して学び続ける。

そうすることで「やり方」を覚えていく。
そしてそういう習慣が出来上がることである程度の耐性もついてくるだろう。

筋トレなんかはわかりやすい。

はじめて扱う重量はとても重い。

しかし、何度も繰り返し時間をかけて積み重ねていくと、その重さを苦痛と感じなくなる。

そして、さらに高重量へのチャレンジをするんだ。


これから大切なこと



目の前にある障害や挑戦をどう捉えるか、というマインドセットをすること。

世界全体がここ何十年で最大ともいえる新型コロナウィルスによる"共通の難題"に直面している。

目の前に広がるものがどんどんと破壊されてしまっている。閉店を余儀なくされるお店も増えている。

サッカーチームも活動ができず、シーズンは中止となってしまった。

しかし、今見るべきことは現在でもあるし、未来にもある。

どうやって未来を築いていくかを考えていかなければいけない。



新しい事をするには失敗は当然なんだ。

失敗を糧にして、何度もそれを重ねても折れずに続けるという意志

さらにいうとそれらのエネルギーを発揮する価値のある目標が設定できるのかどうかが鍵になるのではないかと思った。


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