#9 投資で大切にしているマインド

こんにちは。

以前仕事との向き合い方の記事でも書きましたが、
投資においてもマインドは大切であり、
仕事と通ずる部分もあると感じたので、
その辺りを書いていきたいと思います。


【理想はロボット?】

この問いに対して、
答えはほぼYESに近いと思っていますが、
100%ではないとも思っています。

投資をしている"人間"は、
当然、
お金が増えたら嬉しい
お金が減ったら悲しい
です。

この感情のまま投資をすると、
日々の結果に一喜一憂することになります。

では、なぜ一喜一憂してはいけないのか?

それは、投資をする前に描いていた戦略を邪魔するものだからです。

投資をする前は、例えば株なら、
こういう銘柄を
こういう状況になったら買い
こういう状況になったら売ろう
と考えるのが自然です。

当然その中で、
ここで自分の感情がこう落ち込んだら…
という考え方はしないと思います。

でも実際に売買を進めると、
「この前10000円損してしまった…」
「別の銘柄は10000円の含み益になりそう。そこで売れば±0だ」
こんな発想になりがちです。

過去の自分の結果に対する感情に基づいて
次の売買を考えてしまっている時点で、
最初の戦略から逸れることをしています。

常に、
今の株価と、
それまでの推移、
そしてこれからの展望、
これらを客観的に見て売買すべきです。

その中に自分の過去の収益という主観的な感情は不要ということです。

この点においては、
人間はロボットに勝てないですし、
ロボットのように売買できる人が、
より利益を上げられるのだと思います。


【では、人間がやる意味は?】

ここまでの話だけを踏まえると、
「全部ロボットにやらせりゃいいじゃん」
となります。

ただ、さまざまな面で、人間がやるからこそ
より利益を上げられるケースがあると思います。

まずは、戦略を作るところ。

テクニカル分析に基づいて
超機械的にやるのであれば、
ここもあまり違いはないかもしれません。

でもそれだけでは限界があることは、
私も過去のデータの分析から見えてきています。

ファンダで企業分析をすることも必要ですし、
どういう場合にどれくらい組み合わせると良いのか、といったことも
柔軟に検討することで
人間の方がパフォーマンスを出せると思います。

また、先に述べたような売買のところでも、
世の中のニュース等も踏まえた
相場全体・業界全体の動きをタイムリーに入手して判断をすることで、
事前の戦略とは少し違うけれど、
もう少し大きな利益を狙って売らない、など、
柔軟にやることで人間の方が利益を伸ばせるケースがあったりします。

戦略をくずす、という点では
最初の話と同じように見えるかもしれませんが、
決定的な違いは、
主観に基づいているのか
客観に基づいているのか
ということです。

自分の収益状況に一喜一憂して戦略通りに動けないのは主観が入ることによる失敗です。

相場や世の中のその時の状況を踏まえるのは、客観的に、あえて戦略を変えることによる成功です。

人間がやることによって、
前者のデメリットをくらってしまうのか、
後者のメリットを享受するのか、
そこを、自分自身のマインドを冷静にコントロールすることで、意識をできる投資家が、強い投資家だと思っています。
投資家というよりトレーダーですかね。

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