マガジンのカバー画像

英語科教育法の歩み

78
かわむらが勤務校で担当する英語科教育法の取り組みについて、授業者としての振り返りや実践のログを残すことを目的として記事を書いていきます。理想的には毎回の授業について書いていきたい…
運営しているクリエイター

2023年6月の記事一覧

教師に干渉されること—机間指導のココロ

教師に干渉されること—机間指導のココロ

英語科教育法I(2年生)の文法指導を軸にした模擬授業回。
担当の学生ペアは「タスク」に興味を持ち,文法の堅苦しい授業・勉強のイメージを払拭することを目指した。
そこでの授業者の振り返りと,英語科教育法III(こちらは3年生)のライティングの模擬授業での授業者の振り返りに重なり合う部分があった。

英語科教育法Iの模擬授業とその振り返り2年生の英語科教育法Iの方では,授業アイデアを出す段階でヒントを

もっとみる
活動を通した文法指導

活動を通した文法指導

英語科教育法第3回の振り返り。
テーマは「活動を通した文法指導」で,第3回(活動体験回)は私が教師役になって学生に活動を体験してもらった上で,改善案を検討してもらう。

文法指導のイメージ第3回の冒頭,学生に「文法の授業ってどんなイメージ?」と聞くと,高校時代の記憶をもとに「つまんない」「勉強って感じ」と答える者もいれば「高校で文法を勉強したことない」という学生もいた。また,大学での「Gramma

もっとみる
モデル音声がある時代の教師の音読

モデル音声がある時代の教師の音読

英語科教育法IIIの第6回。
リスニングを中心に据えた模擬授業の回の振り返り。

今回は模擬授業の中で現れたある一場面に注目して、学生らの振り返りの言葉や私なりの考えを記事にまとめておきたいと思う。

モデル音声のリピート教科書の音声をもとにリスニングの問題に取り組んだ後、そのスクリプトをモデル音声に続いてリピートする場面があった。先生がモデル音声を適宜停止しながらリピートを促す。生徒のレベルを考

もっとみる