人類にプログラムされた生存に必要な感情の存在
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今回はこの本。前回読んだ『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方』で感情についての記述があり、それをフックに「感情」というテーマが気になったので読んでみた。(前回の記事はこちら)
さらに、今回は読み方についても少し今までとは違う読書の仕方をしたというか、読書についての捉え方を少し変えて本と向き合ってみた。
これに関しては以下の記事を見ていただきたい。
上記の記事をChatGPTに要約してもらうと、こんな感じ。
僕が説明したいことや意図とは違うので、補足を加えると、
で、これらをクリアするためにどのように本を読めばいいかも書かれていて、今回はその方法で読んでみるというのを裏テーマに設けて実践してみた。
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まず本を読み始める前に、目次と著者欄を熟読して、この本に関しての情報をネットで検索して、レビューを読み漁り、著者がどのようなことを言いたいのだろうかを想像し、自分なりに仮説を立てた。
そして、この本から何を調べるのか、自分が知りたいことや気になることを2つ書き出す。
ここでようやく本を手に取り、30分という時間を定めて、読書というか調べ物を開始。こうして「何を調べるのか」という意識を持っておくと、これに関しての答えを勝手に脳が探してくれるようになり、ピンポイントで答えに辿り着けているような感覚があった。
以下、1と2に対して見つかった答えをまとめる。(読み飛ばしていただいて構わない。)
他にも「好奇心」について面白い記述があったのでまとめてみた。
そして最後に、この本から僕は何を得たのか。何を思い、何を考えたのか。(これがいちばん大事)
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本書において「感情」というキーワードは、言葉として明確な定義はなく、一般的に多くの人が想像し共通認識として持っているものを示し、広い意味を持たせたまま使われていた。
僕は本書を手に取る前は、「感情」という言葉を聞くと、どちらかというと少しネガティブな印象を持っていた。なぜなら、感情が先走って起こった行動に対して、少し幼稚だなと感じるからだ。不倫やら犯罪やらは、様々な環境要因があれど、感情をコントロールできないから起きてしまうのだし。
加えて、「感情」には「うれしい」も「悲しい」も「寂しい」も様々なものがあるのだが、「感情」と聞いて僕の頭の中にい真っ先に浮かぶのは「怒り」というか「人が怒っている姿」だった。というのもあり、やはり「感情」に関してポジティブなイメージはそこまで持てていなかった。
しかし、感情というのは生存に必要不可欠なもので、「怒り」という感情ですら社会の秩序を守り、集団の協力を促進する働きがあると知り、僕が思っているほど悪いものではないというか、むしろポジティブなものなのだなと思えるようになった。
僕の頭の中にはいつのまにか感情は理性の対極にある存在として出来上がり、アンガーマネジメントを筆頭にあたかも「感情 < 理性」の構図が完成していたのかもしれない。だから、特に「怒り」という感情について僕の学びは多かったのだろう。
ドイツで生活するようになってサッカーをするようになって、ドイツ人の影響を多分に受けながら過ごしていて、感情の重要性を至るところで感じることが多い。それと重なったこともあり、本書の内容は響くものであった。
「感情」は良いも悪いもあるが、様々な観点から必要なものであることは間違いなくて、それとどのように付き合って上手に自分の人生に活用していけばいいのかをこれから考えながら過ごしていこうと思う。
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裏テーマであった読書の仕方について。
ピンポイントで調べ物のように答えに辿り着ける感覚はあり、少し手応えはあった。普段なら最初から最後まで全部読んでいただろうから、5倍以上の時間が必要だっただろう。あくまで目的は「たくさんのビジネス書を早く読んで身につけて、仕事に活かす」で、生産性や効率を考えても素晴らしく、参考になった。仕事に限らず、同じような目的で本を読む場合は今回の読書方法で調べ物として本を機能させていきたい。
一方で、僕にはゆっくり本をじっくり読みたい(楽しみたい)という気持ちもある。その読み方に一定の価値があるとも思っている。なぜなら、答えに辿り着きたいのであれば、本ではなくGoogle検索やChatGPTのような答えを教えてくれるAIに聞けばいいからだ。その方がよっぽど早く適切な答えを教えてくれる。
僕が本に求めているのはきっとそうでないことの方が多い。答えよりもむしろ思考のプロセスだったり、そこに至るまでの過程だったり、本に向き合う時間そのものだったり、文章を読解する力を鍛えることだったりにある。そうでなければ、浅はかなテクニックのような知識ばかりが身について、チープな人間になってしまいそうな気がするから。そう思うと、最初から最後まで本を読むこともきっと今の僕には必要なのだろう。
目的が変われば手段が変わって当然で、読書に求めるものが変われば本の読み方も変わる。大事なのは今回、こういう読み方があると知れたことと、こうして新しい読み方をチャレンジしてみたこと。
これからもたくさんの本に出会うと思うが、その都度、目的を考えたり、純粋に読書を楽しんだりしながら、本と自分と向き合っていこうと思う。
ではまた。
文章の向上を目指し、書籍の購入や体験への投資に充てたいです。宜しくお願いします。