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響いたnote記事をまとめています。
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#キャリア

キャリアというゲームの構造原理について

先日、昨年から書き進めていた「クリティカル・ビジネス・パラダイム」をついに脱稿しました。かなりの分量の原稿を最終工程で削ぎ落としたので、本が出版されたら、おいおいこちらのNOTEでボツになった原稿を共有していきたいと思います。

さて、ということで、これからは次の書籍の企画に時間をかけていきたいと思います。漠然と考えているテーマは「これからの生き方・働き方」といったもので、前回と同様、書きかけの原

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#060 キャリアの計画は無意味・・・でも計画する

結果的に成功した人は一体どのようにキャリア計画を考え、どのようにそれを実行しているのか?この論点について初めて本格的な研究をおこなったスタンフォード大学の教育学・心理学の教授であるジョン・クランボルツは、米国のビジネスマン数百人を対象に調査を行い、結果的に成功した人たちのキャリア形成のきっかけは、80%が「偶然」であるということを明らかにしました。

彼らの80%がキャリアプランを持っていなかった

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#025 「いいヤツ」は合理的戦略である

キャリアにおける「縁」の重要性を科学的に明らかにしたのはスタンフォード大学の教育心理学者、ジョン・クランボルツでした。彼は「成功する人は、いったいどうやってキャリアを築いたのか」という、誰もがその答えを知りたがるであろう問いを立て、それを研究によって明らかにしました。

結果、わかったのは「成功者のキャリアの80%は偶然によって決定されている」という衝撃的な事実でした。当初の計画通りにキャリアを積

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#022 キャリアの滑落死を避けるための三つのポイント

キャリアはよく登山になぞらえられて語られます。では、登山において最も重要視されるのは何でしょうか。それは「生きて帰る」こと。これに尽きます。ところが、キャリアに関する論考の多くは「いかに速く登るか」、「いかに高く登るか」といった論点にフォーカスするばかりで、肝心かなめの「いかに生きて帰るか」「いかに滑落を防ぐか」といった論点がなおざりにされている感があります。

僕は前著の「仕事選びのアートとサイ

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#011 若すぎる成功はなぜ危険なのか?

若くして成功することを夢見る人はたくさんいますし、ある意味でそれは健全でもあるとは思いますが「若すぎる成功」には大きな弊害があるので、あまり躍起になるのも考えものだと思っています。

というのも、人生の、早すぎるタイミングで脚光を浴びてしまうと、機会費用が高くなり過ぎることで、人生のこの時期に欠かすことのできない「幅の広いインプット」ができなくなり、その後のキャリアで泉が枯れてしまうようにアウトプ

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#002 ChatGPTと戦いたくないなら中央値の戦場を避け、外れ値で戦おう

早朝、まだベッドの中で、寝てるでもない、かといって起きてるわけでもないという時間が大好きです。何より気持ちいいというのもあるのですが、この時間にいろんなアイデアを思いつくんですよね。なので寝るときはかならず愛用のメモ帳を枕元に置いております。

ということで、今朝、まどろみながら思いついたのが「ChatGPTは中央値しか返せない」ので「ChatGPTと戦いたくないなら中央値の戦場を避けろ、外れ値で

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#001 日本脱出のススメ

先日、自分のブログに書いた記事ですが、いろんなところから支離滅裂な批判が来まして本当に参りました。

僕は常日頃から「知名度にはコストとリターンの両方がある。特に有料コンテンツに金を払う気のない人の間での知名度はコストしか産まない」と言っていますが、これは自分のTwitterアカウントがそういう状況になりつつあったがゆえの実感なのですよ。

ということで難癖をつける相手を見つけて難癖をつけるためだ

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