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北欧旅行① データで北欧を知ろう

久々の投稿で少し緊張していますが、学生の頃からずっと憧れていた北欧旅行について書いていきます。友達が現地にいる事やオーロラなどの大自然 、日本とは全く違う文化や街並みに強く憧れ、北欧に行きたいとずっと思っていました。しかし学生時代はお金を作れなかった事やコロナがあり行けずじまいでした。

そんな僕ですが、ようやくコロナも収まってきており、ボーナスも入ったため、2024年2月7日から2月18日の期間で北欧旅行に行ってくる事にしました。今回の旅行はまずノルウェーのオスロとトロムソに行き 、デンマーク、スウェーデン 、フィンランドと旅行します。 アイスランドはまたの機会にします。そんなわけでこれから約1ヶ月間、北欧旅行について連続で投稿していきたいと思います。

そもそも北欧と聞いてまず思い浮かべるのはどのようなイメージでしょうか?「とても寒い」「自然が豊か」「女性の社会進出がとても進んでいる」「税金がとても高い」「学校教育が無料」。今回の旅行でこのようなイメージや興味、疑問を自分の経験を基により深く理解し、いい思い出にできたら嬉しいなと思っています。

そこで今回、北欧旅行を最大限に楽しむ下準備として、世界銀行や国際エネルギー期間が出している情報を基に北欧4カ国について事前に見てい行くことにしました。全く北欧について知らない方やこれから北欧に行きたい方にも新たな発見になれば嬉しいです。それではみていきましょう。


1) 国土

まずは国土面積を見ていきます。
日本の38万kmの国土面積に対して、
ノルウェイ は約1.6倍、スウェーデン は約1.4倍と日本より大きく、
フィンランド は0.9倍、デンマークは、約0.1倍の面積です。
デンマークが圧倒的に小さいことが分かりますね。

国土面積

地図をみると一発で分かりますね。特にデンマーク以外の3カ国は縦長のため、南と北では、気候、文化や食べ物なども全く異なりそうです。

地図

2) 人口

次は人口です。日本は約1.2億人いますが、スウェーデン は1,000万人、その他3カ国は約5-600万人で、4カ国合計でも3,000万人弱と日本の約25%です。

人口推移

ドイツ、フランス、イギリスも入れるとこのような感じですね。

人口推移

北欧は移民の受け入れに寛容なイメージがあり、移民数をみると、スウェーデンは北欧4カ国の中でも突出しています。160万人以上もいますね。

移民数 推移

欧州内での相対度を見るためドイツ、フランスやイギリスなどを含めた総人口に占める移民割合も見てみましょう。これでもやはりスウェーデンは移民の受け入れに積極的なことが分かります。移民は文化や政策に大きな影響をもたらすため、歴史などを後ほど詳しく調べてみようと思います。

移民数 推移

3) 経済

GDPを見ると大きな違いがありますが、、、

GDP 推移

人口一人当たりのGDPで見ると、また違った顔が見えます。
ノルウェイ が特に高く、世界ランキングでも上位トップ3に入るようです。

人口1人あたりに占めるGDP 推移

消費者物価指数はどこも上昇傾向です。
普段日本で生活していて物価が上がっている事を感じますが、水色の日本だけ微増傾向です。旅行中の旅費が恐ろしいですね。。。ノルウェイ は特に高いと友達からも聞いており、今から寒気がしますね。

消費者物価指数 推移

4) 男女平等

女性が管理職に占める割合は、欧州は日本と比べて圧倒的ですね。
中でもスウェーデンは突出しています。

女性が管理職に占める割合 推移

更に国会議員の女性割合を見ると、北欧4カ国の先進ぶりが分かります。
日本は悲しい数字ですね。。。

国会議員の女性割合 推移

5) 教育

北欧4カ国では公立は大学まで教育がかからず誰もが教育を平等に受ける権利があるのは大きな特徴です。そのため政府の一般支出に占める教育関連の支出割合を見ると、10%-15%程度で大きな割合を占めていました。

一般支出に占める教育関連の支出割合 推移

6) 電力発電

北欧は再生可能エネルギーにも力を入れているイメージがあり、国際エネルギー機関(IEA)が出している2022年8月のデータを各国で見てみました。

ノルウェイ は歴史的に水力発電が大部分を占めている事が分かります。

ノルウェイ 電力発電割合 推移

デンマークは年々、石炭から再生可能エネルギーへのシフトに力を入れており、風力やバイオ燃料による発電に変化してきています。

デンマーク電力発電割合 推移

スウェーデンは核燃料による発電を縮小しようとしており、風力発電に力を入れているようです。

スウェーデン 電力発電割合 推移

フィンランドはバイオ燃料や風力発電に力を入れ、石炭燃料からシフトさせています。

フィンランド 電力発電割合 推移

ちなみに日本はこのような状況。北欧4カ国と日本の大きく違う点は石炭燃料と天然ガスなどによる発電がいまだに大部分になっているところですね。

日本電力発電割合 推移

このように見ると一口に北欧といっても全く違う事が分かりました。
地理的条件や歴史などが大きく関わっていると思うので、後ほど詳しく調べてみます。

7) 軍事費

ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、特にロシアに近い北欧諸国の軍事費は増えているはずです。そこで最近の各国の政府一般支出に占める軍事費の割合を見てみました。フィンランド はもろにロシアと接しているため伸びが急になっています。実はスウェーデンは北欧きっての軍事大国だったりと、軍事面でも調べてみようと思います。

一般支出に占める軍事費の割合 推移

8) 終わりに

今回色々とデータでざっと見て感じた事は、北欧と一色たんに括れないという事でした。歴史や地理的条件なども違うため全く異なる事を理解できました。これからいくつか出た疑問を調べていこうと思います。北欧旅行を価値あるものにすべく、あと1ヶ月を有効に利用しようと思います。


出典①:World Bank Open Data

出典②:国際エネルギー機関(IEA)


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