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公務員の仕事はイメージができそうかと思いきや、そうでもないという話。

こんにちは、地方公務員の新家です。北海道猿払村に勤務しています。今日は、公務員の仕事があまり知られていないことを実感したのでご紹介していきます。

先日、招待制のクローズドイベントで自分のやってきた仕事、これからの行政の課題感やプライベートでの取組みを発表する機会をいただきました。

「各自治体がマチの力を高めるために、個性を生かした取り組みを最大限行っていくことは大前提。一方で、全体的な人口は少なくなっていく中であらゆる施設やサービスを単独の自治体で賄っていくのには限界がきている。」や「自治体間で少ないパイを奪い合うようなことだけで良いのか、ふと疑問を持つこともある。限られたヒト・カネを最大限上手に使っていくために、あらゆる連携を真剣に考える時が来ていると思います。」という考え方を話しました。

広い視野で考えると自治体が広域で連携する重要性や必要性は誰もが思っていること。では、誰もが思っているはずのことが、力強く前に進んでいるでしょうか。現実は厳しい状況だと思っています。この辺はまたゆっくり考えてみたいテーマでもあります。

一方で、官民連携。こちらも、包括連携協定締結はよく聞く話題ですが、それを想い描いた通りであったり、それ以上に動かしていくのはとても大変なこと。協定に拘らずとも、先進自治体の事例等を拝見すると、とても参考になる取組みがたくさんあります。大事なのはカタチではなく、中身。今までにないことを推進していくには、大きなパワーが入ります。

先日熱量についての記事を投稿しましたが、正に熱がなきゃ思うように進みません。

話を戻して、自分が仕事やプライベートで取り組んできたことを話したあと大学生が声をかけてくれました。

就職で公務員を志望していたが、公務員の仕事がどういうものか見えなくて民間志望に切り替えて就活。来年4月から民間企業に就職しますという内容。続けて、私の話を聞いて公務員の仕事の印象が変わり、興味が湧いたとも。

自治体がどういう仕事をしているのか、イメージが湧く部分もあるのでしょうが、あまりイメージの湧かない部分もあるようです。

2023年卒大学生公務員イメージ調査では、公務員を就職先として考えたことのある学生はやや増加傾向公務員の「仕事についての情報」が民間と比べて「少ない」と感じる学生が75.4%とタイトルをつけています。

前出の大学生の話とリンクしています。

公務員人気がないとか、田舎の役場だから応募がないという前に、募集する側の出す情報が少なすぎるのではという想いになってきました。

ありきたりの情報ではなく、人から発せられる言葉だから伝わることもあるのかもしれません。イメージだけで、避けている学生もいるとしたら残念です。そうだとするのであれば、伝える場面を作るというのも有用です。

自分にできることは、小さいことかもしれませんがこの点を意識して、今後も情報発信を継続していこうと、改めて思った出来事でした。

地方自治体職員の働き方、仕事の内容、福利厚生、給与などの待遇など。気になる点はたくさんあるでしょう。自治体によっては、年齢構成が偏っていることもあるかもしれませんし、そのようなことも知りたいのかも。いずれにしても、どのような情報を期待しているのかは、把握する必要がありそうです。

加えて、前出の学生には社会人経験者採用も各自治体で行なっているという情報もお伝えしました。離職率が高いせいか、多くの自治体で、社会人経験者枠の試験を行なっています。即戦力を期待してでしょう。もし、どこかの段階で公務員として働きたいと思いうことがあったら、ぜひ挑戦してもらいたいです。


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