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【読書感想文】スマホ脳

「スマホの見過ぎはよくないよね」

よく耳にするフレーズですが、では実際に周りを見渡すとどうかというと、外を歩いていても、ショッピングモールをふらついていても、カフェで休憩していても、スマホを眺めていない人を見つけることの方が難しい状況です。

友達どうしで何も話さず、無言でスマホを眺めるなんていう光景は常日頃から目にします。

そんな現代のスマホの使い方に警鐘を鳴らしているのが、こちらの本です。

著者のアンデシュ・ハンセン(Anders Hansen)は、スウェーデンの精神科医。ここ数十年のスマホの爆発的な普及に伴う弊害について「スマホ脳」というワードで強く訴えています。

多くの客観的なデータをもとにして、その弊害について言及しているのですが、言いたいことは以下に集約されています。

「スマホを使う」→「依存性が強く、離れられない」→「睡眠時間が取れない」→「運動する時間もとれない」→「マルチタスクになり、集中力も欠如する」→「バカになる」→「メンタルが弱くなって、幸せを感じにくくなる」

読み進めていくと、どれも一度はどこかで見たり、ネット記事で読んだ内容だなと気づくのですが、では果たしてこの状況を改善しようと能動的になる人がどれくらいいるでしょうか。

この本を読むと、「あぁ、このままでは本当に結構ヤバいかも。。。」という人が続出すると思います。

この本の最後に著者から、スマホとの付き合い方に関する貴重なアドバイスがあり、ここを読むだけでも価値のある1冊だと思います。

大人も子供も、将来を考えるための1冊。

私はさっそく、スマホ画面をグレースケールに変更。



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