辞められないひと
前職を辞められないひととゴリゴリに出くわす。仕事の去就なんて、あくまで自由である。ていうか本当に自由なのだ。自由じゃないといけない。
しかし自由じゃなくなっているひとばかりだ。
仕事を辞めたら生きていけないのだろうか。
離職系の相談が来ると、いつも「辞めよう」という結論に行き着いてしまう。すると「生活ができなくなる」という返事が返ってくるのだ。
職場が原因の精神障害、過労死は少なからず存在する。しかし「辞められない理由」を探しているひとのほとんどが、健康を害している。耐え尽くしてボロボロなのである。
こうした状況は新興宗教やマルチビジネスの勧誘と同じだ。社会全体から「会社を辞めたら大変なことになるぞ!」と脅迫されているのである。
この脅迫、洗脳には親や学校教育からのアプローチももちろん含まれている。
しかし冷静に考えると、誰か個人が会社を辞めても大変なことなどなにも起こらない。
会社を通じてしか市場にアクセスできず、お金も手に入らなかった九十年代とは違うのだ。
ネット経由でいくらでも個人が稼ぐことができる。それができなくても、食いつなぐ仕事はいくらでもあるし、衣食住をシェアしたり、親に頼ることだってできる。ヒモや生活保護という手もある。
あなたの居場所はどこにでもある。
もちろん自分でイチから作ることもできる。
苦痛を感じるだけの会社で働き続けて、人生を台無しにすることをそれとも自分の力で立ち、
そう考えれば会社なんて、仕事なんていつでも辞められる。
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