時間の流れ方が違いすぎて困る
「日本の法案成立がなぜ遅いのか?」というワイドショーを見ていた。アル中病棟の待合室にて。
一般の世に広がる時空の流れが流水ならば、病院の中における時間の体感は汚泥かと思うぐらいスローだ。鉄門一つを隔てると、何も変わらずどこへも進まない、進むことのできないグラウンドが広がっている。ここで「正気を取り戻す」という競技をみんながやっている。
例に漏れず、僕もそこの選手なのだが、たまに「世間と俺たちどちらが正気なのか」という気にはなる。
待合室には泥酔に飲まれ、大切なものが大切じ