111.話し手と聞き手との関係性
皆さん、Boa trade!
今回は最近あった若いチームメイト(ラオス人選手)との話を書こうと思う。
彼の年齢は22歳で、ラオスの代表チームでもプレーしている有能な選手だ。彼とは今2トップを組んでいる相方的存在。
ラオスのサッカーのレベルはお世辞にも高いとは言えないのが事実で、皆んなと一緒にプレーをしていても、そのマインドは変えた方がいいんじゃないか、と思う節がいくつもある。(これはサッカーの上手い下手の話じゃない)
その時々で僕も出来るだけ色んなことを伝えようと、選手たちと向き合ってきているが、やっぱり伝わらないこともあるし、その国の文化や考えを変えていくことは改めて難しいことだと実感している。
僕のチームメイトの選手は、ほとんどの選手がラオス代表でプレーしている選手で、それなりにプライドもある。
そんな中で先ほど紹介した選手は、練習にも真面目に取り組み、変なプライドも持たず、彼が間違ったことをしたときは素直に謝る。など、人としても魅力のある選手だ。
そして先週辺り、練習が始まってすぐの出来事だった。
彼とストレッチをしている時に、彼が僕に“あそこに女の人いるねー、見てみて”、と言ってきた。
なんとなく言いたいことは分かったが、僕は通訳を呼んで“今は練習中だ、練習が始まったらサッカーに集中しろ、練習以外の時間ではおちゃらけていい”と伝えた。
すると思わぬ言葉が返ってきた。
通訳を通して、“たくむ、そういうことを教えてくれてありがとう。どうしないといけないか、もっと沢山教えて欲しい。”という言葉が返ってきた。
素直に嬉しかった。僕たち日本人からすると、当たり前のようなことかもしれないが、この国ではまだまだ変えないといけない部分が沢山ある。
それを注意して、素直に受け止めてくれた。もちろん彼との関係は、シーズン通して築いてきていて、その関係性がないとココまで聞いてはくれなかっただろう。
なんか何気ない出来事にホッコリした瞬間となった。残りのシーズン、短くなってきているが、これからもみんなと真剣に向き合っていきたい。
さぁリーグ戦残り2試合！今日の日本時間17:00キックオフ！現在3位。今日の相手は2位のチーム。勝ち点差を縮めてきます！
それでは、VAMOS!!!!!
たくむ
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