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【詩】暇潰しに一考

面を貼り付けた薄気味悪い人形は退
虚ろな瞳に潜むあいに触れた電撃よ
それこそが貴女の美しさ
充血した目玉の奥で見るイデアを僕はえがけない

欲にまみれた雑魚は黙れ
約束一つも履行できない怠惰よ
真理を心得たような顔して
せいぜい救いにすがる凡人

錯綜する人格を統御したい
日を浴びて体を動かすといいらしいよ
花を忘れた谷底で光が落っこちるのを待ち侘びる

暇潰しに一考

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