歩きはじめの股関節痛
中高年でぶつけた、転んだなどのきっかけがない、だけど股関節痛があるがどうしたら良いかわからない、痛みがあり病院に行ったが変形性股関節症とだけ診断され特に処置はなかった。
という方向けに記事を作りました。
今回の内容は以下の通りとなっております。
①中高年の股関節痛
②症状
③ケア方法
①中高年の股関節痛
中高年で股関節痛があり病院を受診すると変形性股関節症と診断されることが多い。
「変形性股関節症とは、荷重関節である股関節に対して過負荷が加わり、関節の変性が起こった状態で、股関節の付け根や大腿部の痛み、または臀部や膝に放散痛を伴うこともある。」
ということです。(Murphy NJ 2016)
今回は変形性股関節症を中心に説明します。
また股関節周囲の疼痛は婦人科系疾患といった重篤な問題が関与するケースもあるため病院で確認する必要があります。
発症リスクの高い人
変形性股関節症は加齢や肥満、過度の負担などをきっかけに生じる一次性と先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全などのなんらかの原因がある二次性に分かれます。
日本人の場合は二次性の臼蓋形成不全が多いとされています。臼蓋形成不全とは成長過程で股関節の受け皿が浅くつくられてしまう状態のことです。
臼蓋形成不全により荷重負荷が関節面に集中し変形性股関節症を生じる。
②症状
初期は立ち上がりや歩き出し階段上り下りなどの動きはじめに痛みが出ます、病期が進むと可動域の制限が出てきて、しゃがみ動作や靴下の脱ぎ履きが辛くなってきます。
歩行については股関節の荷重を回避する目的から左右に揺れるような動作をとることが多いです。
わたしの主観
重症かどうかの判断としては可動域の制限あるかどうかで判断するのが良いでしょう、特に制限は股関節を曲げる、内側に捻る動作が辛くなることが多いようです。
痛みはその日によって変動があります、重症でも痛みは落ち着いていることがあるので判断を決めつけないようにしましょう。
歩行状態は荷重回避のため、すり足歩行となり速度が遅くなる方も多く見られます。
③ケア方法
まずは病院を受診し、重症度が低い場合は日常生活の負担を減らします、具体的には長時間歩行や捻り動作をなるべく避けることです。
運動療法に関しては股関節周りのストレッチや関節の安定性を目的とした種目を行い少しでも進行を緩めましょう。
ではストレッチの方法は下記の通りです。
痛みが出る種目は中止しましょう。
関節の安定性トレーニングは下記の通り
まとめ
・日本人は臼蓋形成不全から変形性股関節症にな
りやすい
・可動域の制限が出てくると進行している証拠
・ケアは日常生活動作を気をつけ、ストレッチや
安定性で進行を抑える
今回の記事が少しでも股関節の痛みに関する疑問を解消できていれば幸いです。
ご覧いただきありがとございました。
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