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【人生談】自分の形を決めて社会の歯車になると考えたお話。

「社会の歯車」という言葉があります。かなりネガティブな印象の言葉で、いい意味で使われる場面を見たことがありません。私はいつもこの言葉を聞くたびに、おじさんが歯車に押しつぶされる光景が目に浮かびます。

私も高校生ぐらいまでは漠然と歯車にはなりたくないと考えていましたが、ある出来事がきっかけで考えが変わりました。


スティーブ・ジョブズが亡くなった時

もはや語る必要もない有名人です。Mac,Appleの生みの親、名言マシーン、
なんかよくわからんがとにかく凄い人という感じです。意識の高い学生は
よく彼に言及していました。一時期ひよこみたいに「Stay Hungry. Stay Foolish. 」をピヨピヨしていて耳タコになった記憶があります。

みんな大好き

読んで頂いた方からの突っ込みが聞こえる気がします。
「いや、めちゃくちゃ遠い人、、絶対関係ないじゃん。」
 
そうなんです。だからこそ衝撃だったのです。彼が亡くなった時、テレビもネットも大騒ぎで様々な特集が組まれ、Appleは崩壊と報じられました。しかし、実際には世の中は回っています。
もちろん、周囲の人は大変だったと思いますが、それでも世の中は回っています。世の中に多大な影響を与える人ですら、歯車というか、代えの利くものだと感じた時に私が感じたことは清涼感でした

ポジティブに、私の代わりはいるということ

自分の代わりがいると理解できた時から、考え方が柔軟になりました。それまでは頭が固い「~するべき、しなくてはならない」という考えをするほうが多かったのですが、「まあ、そんな考えもあるよね」と様々な視点から物事を考えられるようになりました。固執しなくなったとも言えます。

特に今後どうやって生きていこうと考えた時には、仕事をしないで生きていけないかと考えたこともありますが、エネルギーを持て余して碌なことをしないことはわかっていたので、将来的にやりたい仕事の方向性だけは決めて学生生活を送ることを決めました。
いまのところ、その方向性で進めていることはただのラッキーですが、悪くないかなと感じています。

歯車として生きていくこと

ある国では数年間務めると休暇として数か月の休暇が取得できる制度があります。それでも仕事、世の中は回っているのでなんとかなるものです。

私がお伝えしたいことは、「あなたがいなくてもいいよ」ではなく「メンテナンスの時間はあるよということです」。自分で主体的に形を決めて、時にはメンテナンスのために休んで、また社会に戻っていく。

そんな考え方はいかがでしょうか










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