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日南デジタル漫画ラボを設立した狙いについて

はじめましての人もそうでない人もこんにちは!
漫画大好きっ子34歳。ナンバーナインの小林です。

ナンバーナインは宮崎県日南市に「日南デジタル漫画ラボ」を設立しました!

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(2018年3月に行われた調印式の様子。スーツがはち切れそうでした。)


今日は日南デジタル漫画ラボを設立した狙いについて書きたいと思います。


狙い1:ボトルネック解決の為

ナンバーナインの蒙恬ことCXOのタクヤコロクがTwitterで呟いていた事がすべてではあるのですが、改めて現状を説明させて頂きます。

現在、非常に多くの漫画家さんから電子書籍の配信代行サービスへのお申し込みを頂いております。これほど多くの漫画家さんから申し込みを頂けている点は非常に嬉しいのですが、正直な所、制作が追いついていません。

「お預かりしている作品数=配信数」ではないのです。

ご存知ない方は電子書籍化はすぐできるのではないか?と思うかもしれません。確かにスキャンするだけであればそんなに時間はかかりません。

でも僕たちのサービスはただ単純にお預かりした原稿をスキャンして配信している訳ではないんです。

原稿確認、スキャン作業、傾き補正、色焼けの補修、ゴミ取り、写植の打ち直し、誤字脱字チェック、表紙デザインの制作、奥付制作、書誌情報の制作、最終確認(目視チェック)などなど

作品によって工数に違いはありますが、紙原稿(単行本)から電子書籍化するまで、フル作業を行うと弊社では平均40時間程度の時間が発生しています。(めちゃくちゃ企業努力した結果、40時間程度で高クオリティの制作が可能になりました。勿論どこまでクオリティを担保するかによって制作時間は大きく変動します。)

1巻で40時間です。10巻あると400時間。
1日8時間作業をするとして50日分の作業量です。
これを5人で行って10日間。それでも10日間かかります。

一つ一つの作品を大切にし、クオリティの担保をしっかり行うと、これくらい時間が発生してしまいます。とてもとても大変な作業です。

勿論、中には5時間程度で配信できる作品もありますし、40時間以上かかってしまう作品もあります。それらの作品を管理し、制作スケジュールを調整するのも僕らの仕事です。弊社自慢の制作チームが毎日頑張ってくれています。本当に毎日、朝から晩までめちゃくちゃ頑張って制作しています。

しかし現実問題として、多くの作品がまだ配信できておりません。
ジェバンニが一晩でやってのけたのは漫画だからなんです。

この問題を解決するためには、単純に制作チームのメンバーを増やすしかないのです。なので制作チームのメンバーを増やす事にしました。宮崎県日南市で。


狙い2:コストカットの為

配信代行サービスのボトルネックである制作スピード強化のためにはテクノロジーとヒューマンリソースの2つが必要不可欠です。

分かり易くいうと「技術(スキル)と魂(ソウル)」です。

その両方を解決する為の「日南デジタル漫画ラボ」です。

語弊を恐れずにいうと、電子書籍の制作作業はどこでもできます。PCとネットと専用のソフトがあれば日本中のどこでも作業が可能です。

そして東京と地方を比べると、家賃など電子書籍を作る為の必要経費に圧倒的な差が生まれます。特に宮崎県はIT特区として有名です。日南市の助成金制度を加えると、東京の1/2以下のコストで制作する事ができます。

つまり宮崎県日南市にサテライトオフィスを作る事で、東京で採用しようと思っていた人数の2倍以上を採用する事ができるのです!

電子書籍の制作スピードを早める為には制作メンバーを一人でも多く増やすしかないのです。なんで東京ではなく、宮崎県日南市にオフィスを設立し、制作メンバーの採用を行いました。

結果、宮崎では6名の採用を行いました。全員制作チームです。
これで赤い彗星の様にゴリゴリ電子書籍化を進めて行きます。


狙い3:不退転の覚悟

これまたCXOのタクヤコロク(PCの壁紙が飛田新地)が良いこと言っています。

ナンバーナインには創業当初から「ナインバリューズ」と呼ばれる9つの価値観があります。

1 ベターではなくベストを目指す
2 三方よし
3 心も体も健康
4 遊び心を忘れない
5 悩んだらやってみる
6 マンガファースト
7 合理的な範囲内で根性を追求する 
8 セルフスターター
9 仲間の強みを尊重する

その中の一つに「悩んだらやってみる」という価値観があります。

スタートアップの僕らが地方に新しくオフィスを設立する。
普通に考えたらリスクも大きいチャレンジです。

でも、だからこそ、挑戦する価値があるのです!!

「日南デジタル漫画ラボ」を設立したのは、ナンバーナインの決意表明です。

オフショア開発はIT業界では一般的になってきましたが、出版業界で、電子書籍の配信代行事業を行っている会社が、地方に電子書籍の制作ラボを立ち上げた事例はあまりありません。配信代行サービスとしては日本初だと思います。

今、漫画業界は新しい分岐点に立っていると考えております。過去50年間ずっと続いてきた「漫画の価値」が変わるターニングポイントです。

我々、ナンバーナインは技術(スキル)と魂(ソウル)で漫画(コミック)の価値(バリュー)を最大化(マキシマイズ)する為に、ここ宮崎県日南市から不退転の決意で変革に取り組む所存です。


漫画でひとびとの人生を豊かにする。

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(日南デジタル漫画ラボの外観です。)


電子書籍の配信代行ならナンバーナイン。


個人では配信不可能な170以上の電子書籍ストアへ作品を配信し、売り場の最大化を目指します。

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