ずっとこのまま幻想

世界の全ては常に変わり続けるといいます。

決してとどまらず移ろいゆくといいます。

海も山も人も虫も。

一定時間がきたら次のステージに

飛び移らなければならないことが決まっています。

もし、

今のポジションが保証されるなら

このまま眠っていたい。

いつもそう思っています。

「保証するよ」

・・・と言っていた上司、先生、社長、総理大臣。

ずっとここで居られたら良いな。

いつもそう思っているのですが

世界の全ては常に変わり続けるといいます。

決してとどまらず移ろいゆくといいます。

「副業なんてするもんじゃない」

僕らはそう言い聞かされてきました。

ずっとここで居られたら良いな。

みんなそう思っていたのですが、

どうやら難しくなったようです。

死ぬまでここで働けたら良いな。

みんなそう思っていたのですが、

どうやら難しくなったようです。

渓流の巨石のように留まろうとしている人たち。

まだ大丈夫だ、落ち着け、という人たち。

せっせと集金している人たち。

漕ぎ出そうとしたけれど、大丈夫だよって言われたので、残ることに決めた人たち。

背中を見ている子供たち。

「僕の居場所を奪わないでくれ」

「約束してくれたじゃない」

「まだここには十分な食べ物があるのよ」

眠りにつくように促されますが、 漕ぎ出さなきゃ沈んじゃうようです。

一定時間がきたら次のステージに、

飛び移らなければならないことが決まっていますから。

大切な人を守るため、

社員やアルバイトさんや家族を守るため、

リーダーである僕がまず飛び移ってみせなければなりません。