【年収2倍/正社】アラフォー女の転職活動記録ー1か月で正社員転職・年収2倍にできた話
ネットを見る限り、個人の記事はもちろん大手企業の記事ですら、アラフォー女性の転職(正社員)が厳しいことを書いています。転職できたとしてもアラフォー女性の転職成功率は10%にも満たないそうです。
さらに転職で年収UPは、1回の転職でいきなり年収2倍は20代~50代まで中々きびしく、3,4回と転職を重ねて段階的に年収UPを目指される方が多いし、現実的なようです。
そんな中、アラフォーの自分は転職活動1か月、契約社員から正社員、前職の年収のほぼ2倍の年収で内定がもらえました。
転職での労使内容Before/Afterが下記になります。
雇用形態:契約社員 ⇒ 正社員
年収:2倍
労働時間:8時間 ⇒ 7.5時間
残業時間:約月20時間(繁忙期は60時間近く) ⇒ 繁忙期に約10時間ほどとのこと
通勤時間(片道):徒歩15分 ⇒ 徒歩電車1時間
社会保障:福利厚生同じ。
退職金:なし ⇒ 勤続年数に応じて
年間休日:同じ(121日)。
業務内容:前職とほぼ同じ。
ほぼ自分の希望労使条件が通った形になりました。
特に年収が前職の2倍になったのは大きかったです。
そんな自分の転職活動内容について、同じようにアラフォーで転職活動をされている方の参考になればうれしいです。
また転職活動での注意点や、需要の高いリモート在宅/フレックス勤務についても、自分の実際の経験をまとめてみました。
転職を決めたきっかけ
前職では契約社員で、人間関係は非常に良かったと言えます。仕事内容も確かにやりがいのあるものでした。そして、子供がまだ小さく、ある程度時間拘束されない契約社員がよかったというのと、職場が子供の通う小学校から近いというメリットがありました。
しかし、割り振られたタスクのレベルや量、責任に対して、支払われるお給料が見合っていないという不信感がありました。
正社員と同等の仕事をしても、正社員よりお給料は低いという状況でした。労使契約が契約社員ということよりも、年次が高くなったなら責任の重い仕事をさせる(給料据え置き)という社風に、だんだん疑問が積み重なった形です。
ちょうど引っ越しをすることになったので、これを機に転職することを決意しました。
転職活動スタートするまでに3か月
仕事をつづけながら転職先を探される方が一般的かと思いますが、ワーママの自分は仕事をきっぱり辞めてから転職活動をはじめました。
ちょうど引っ越しなどプライベートが忙しく、転職活動はおろか仕事しながらの引っ越しでは、時間もなく体力も持たないと、一度区切るために前職をすっぱり辞めることに。引継ぎなどはありましたが、比較的スムーズに退職できた気がします。
前職を辞めてからのブランク期間は、できるだけ短くしたいという本音はありました。とは言え、会社を辞めた分だけ時間は確保できましたが、引っ越し準備その他諸々の役所手続き、雑務に追われて、決してゆっくりする時間はなかったです。退職してから3か月くらいしてようやく落ち着いてきたので、転職活動を本格的にスタートしました。
転職活動内容
就活自体が15年ぶりだったので、履歴書や職務経歴書の書き方もすっかり忘れていました。ネットを見るといろんな転職サイトがあり、また実際にアラフォーで転職した方の記事を読みましたが、やはりアラフォーになると特に女性は転職は厳しいという現実を目の当たりにしました。
調べれば調べるほどマイナス要素ばかりの転職スタートラインで、以下が自分が転職活動で行った主な内容になります。
1.エージェントを紹介してもらう
ちょうど転職活動をしている知り合いがいたので、その方が利用している転職サイトのエージェントを紹介してもらいました。
転職活動で最も不安だったのは「今の」転職活動が分からないという点と、前職でのスキルや経験がどれくらい市場価値があるのか全くわからない、という2点です。それを解消するために、エージェントをつけて自己分析や転職活動のアドバイスをもらおうと考えました。
知人からの紹介だったので、事前にエージェントがどんな方なのか教えてもらえていたこともあり、エージェントとの面談はリラックスして行うことができました。その中で、自分のスキルや経歴について自己分析し、ぼんやりとしていた今後のキャリアについて可視化することにより、転職したい会社や仕事について方向性を明確化できました。
初めてのエージェントで、これは良かったと思う一番は、履歴書や職務経歴書の書き方について担当エージェントにチェックしてもらえたことです。職務経歴書については見本付きのテンプレートが貰えたので、空白部分に記入するだけの手軽さでした。
自分が四苦八苦して書いたものより、記入した履歴書や職務経歴書を担当エージェントが修正・清書してくださったものの方が断然見やすくまとまってました。
転職活動は、エージェントとは別に、ほかの転職サイトを利用することができます。一般的な転職方法だと複数の転職サイトを使うことがメジャーなようですね……。
しかし、エージェントや転職サイトによって、企業への応募の仕方や面接方法がそれぞれ別仕様であったたため、個別対応が私には難しく、合っていないと感じて、紹介してもらったエージェント一本に絞ることにしました。
2.就職条件は譲れないもの・妥協できるものを明確に
アラフォーで贅沢かもしれませんが、前職をなぜやめたのか?という理由に立ち返り、エージェントと話し合いながら転職で絶対に譲れない条件を決めました。
例えば給与面では前職以上であったり、契約社員ではなく正社員をめざすということです。そして妥協できることも明確化しておきました。通勤時間や残業時間、福利厚生などです。これを事前に決めておくことで、就業条件をブレずに済みました。
ちなみに自分が転職で譲れない条件としたのは下記です。優先順。
①給与(前職より増やす)
②正社員
③通勤時間(電車徒歩含めて片道30分~1時間以内)
④年間休日121日以上
そして、妥協できる条件は下記です。
①就業時間(8時間)
②残業月10時間以内
③福利厚生
④ボーナス
妥協条件にしたボーナスは、もちろんあればうれしいですが、年俸制でもいいかなと考えました。業績によって左右されないという見方がありますし、もし今後また仕事を辞めることになったときの失業手当は、月の報酬額が対象となり、ボーナスは考慮されません…。
それを考慮するとボーナスを月割でもらっていると考えられる年俸制はアリな気がして、妥協条件にしました。
3.40社応募して、書類選考通過は3件
転職活動1か月の間に、40社応募して書類選考3件は転職市場はやっぱり厳しいと思いつつも、事前にエージェントから「年代に関係なく、今は簡単に求人応募できるから20代でもそんなもんです」と聞いていたので、特にショックを受けることはありませんでした。
「(エ)いいなと思ったら気軽に応募しちゃってください」と、めちゃくちゃ軽いノリでした(笑)
それはそうですね、書類通過するかは別として応募ボタンをぽちっと押すだけの手軽さですから、応募のハードルは低い低い。その分、採用担当者の目に留まる履歴書や職務経歴書作りが大切になるというのを実感しました。
とはいえ、行く気もない企業への応募が通って面接お断りするのも手間なので、気になった求人はとりあえず「お気に入り」にいれ、あとで精査して、本当にいいなと思ったものだけ応募しました。
4. 資格を取る
求人に応募して、すぐに返事はきません。だいたい2週間から3週間くらい選考期間があり当落の返事を待つことになります。その間、求人募集を探すことはもちろんなのですが、何時間も見ているだけでは成果には結びつかないので簿記(日商簿記3級)の勉強をしました。
最近の資格勉強は無料で学ぶことのできるサイトやyoutube動画がたくさんあり、それらを利用することでほぼ無料で合格までたどりつけました。かかったのは試験費用とノート、たまに気晴らしでカフェ勉するときのコーヒー代くらいです。
資格試験勉強は実質2カ月、一日2時間くらいを、前職を退職してから毎日こつこつしていた感じになります。
自分は簿記については完全に初学者でしたが、経理経験者や勉強時間をもっと取れる方でしたら、1か月もしないで合格できるかと思います。
次に就職したところで簿記が役に立つかはわかりません。役に立たない可能性が高いです。ですが、就職のアピールにはなります。単に前職を辞めて転職活動しているだけでなく、転職活動中も勉強をしていて、資格を取ったという方が、面接でしゃべるネタになります。
(この場合、面接でなぜ簿記を勉強したのか?と聞かれたら、「マネジメントやディレクションをするにあたり、費用やコスト意識をきちんと身に着けたいため」という風に説明しました。)
5.AI活用はほどほどに
昨今はAI活用が流行っていて、転職での志望動機などもAIに書いてもらったとかSNSでみかけますね。自分も試しにAIで志望動機や自己紹介を作ってみましたが……なんというか薄っぺらい。
嘘ではないけど、耳障りのよい言葉が並べられていて、読んでいて目が滑る。人事で多数の人と対面している面接官なら、志望動機の内容がAIで作ったものか、気づく人はすぐに気づくでしょう。
そのままでは使えない、というのが感想です。参考にするのはありだと思いますが、肉付けしたり修正したりは必須です。
ちなみに、自分はPDFの履歴書欄にある志望動機は、白紙でした。書類選考通過して面談に進んでから考えた方が無駄にならないと思ったのです。40社応募して40社全部に志望動機書いていたら、とても時間が足りません。
面接進んだところだけ、志望動機を考え、そして面談で直接伝えました。
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