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こんにちは。
元大手進学塾トップクラス担当講師で、現在はニュージーランド在住の受験&国際教育コンサルタントのTakuです。

これから大学入試では一般選抜はマイナーになって、
推薦入試が主流になっていくのは既定路線。

でも推薦入試対策なんてどうしていいか分からない!

そんなお悩みをよく聞きます。

そこで今日は今から無理なくできる、
未来の大学入試対策についてお話しします!

中学受験にはちょっと抵抗あるな〜。
できたら受験しないでのびのび育てたい!

そう思っているなら是非最後まで読んで下さいね!

まずは推薦入試の種類を知ろう


現在行われている推薦入試には、
大きく分けて学校推薦型と総合型選抜型の2種類があります。

このうち学校推薦型は昔からある、
いわゆる「指定校推薦」制度のことだと思って下さい。

こちらはもうお馴染みですので知っているかもですが、
いわゆる「内申」と簡単なテスト(作文や面接など)で合否が決まります。

まぁこの指定校推薦は学校内で「推薦を取る」のが難しいだけで、
一旦推薦が取れれば落ちる方が難しいくらい。

でも指定校推薦枠は学校によって違うし、
いける大学も変わっていくので、
最初からここ狙いはちょっと危ないかもです。

一方の総合型選抜型の推薦入試は、
かつて「自己推薦」と呼ばれていたものに、
とても近い制度と考えるとわかりやすいでしょう。

こちらの総合型選抜型の場合には、
指定校推薦のような学校長の推薦は不要ですし、
どんな高校からでも希望の大学の受験ができます。

総合型選抜のポイントについてはまた別記事で詳しく書きますが、
簡単に言えば「大学で学びたいことがどれくらい明確か」によって、
合否が決まると
思ってもらえればいいでしょう。

指定校推薦についてはご存知の方が多いはずなので、
今回はこの総合型選抜にフォーカスして、
無理のない対策をお伝えしていきたいと思います。

今から無理なく始める総合型選抜に向けた準備

総合型選抜入試対策の基本は2つあります。
それは‥

1)自分の学びたいことを明確にすること
2)その学びに役立つ経験を積むこと

まず何よりも先に必要なのは、
子ども自身が大学で学びたいことを明確にすることです。

はっ?大学で学びたいことを明確にする?
そんなの小学生以下の子どもにできるわけでしょ!

そういう反論が今にも聞こえてきそう。

はい、それは当たり前。
でも高校生になった時に「学びたいことを明確にする」ために、
大切なことを子どもの時にこそ鍛える
のです。

それは何だか分かりますか?

好きなことに没頭した経験をたくさん積むこと
自分の得意なことを明確にすること

この2つです。

私の記事を読んでくださっている方の中には、
また「好きと得意」の話?って思った人もいるかも。

でもこの自分の「好きと得意」を理解することほど、
総合型選抜に重要な対策はない
んです。

自分の好きと得意を自覚している子は、
自分が一番輝ける将来のキャリアを見つけることができます。

キャリアさえ見つかればそれを実現するために必要な、
スキルも自ずと見つけられます。

そのスキルを身につけるために最適な環境は?と考えれば、
大学で学びたいことはピンポイントで見つかります。

お分かりになりますか?

子どもの頃から受験のための勉強を塾でやってばかりでは、
こんなことを考えるスキルはなかなか育ちません。

中学受験の学習は総合型選抜の対策法とは、
対極にあるもの
と言ってもいいかもしれません。

だからこそ中学受験に合わない子には早々に見切りをつけて、
好きなことに熱中させるよう導いてほしいのです。

そして「学びたいこと」が見つかったら、
今度はそのために役立つ経験を積んでいきます

たとえば将来「国際政治」を学びたいと思ったなら、
英語を身につけて留学をしてもいいですし、
模擬国連に参加するのもいいでしょう。

あるいは国際的なボランティアに参加したり、
海外大学が実施している高校生のプログラムを受講するのもいい。

こんなふうに自分のゴールが決まることで、
そのために必要なことも見えてくるので、
どんな課外活動をすべきかも自ずとわかるようになります。

好きなことだから無理なく楽しく続けられ、
集中して取り組むので結果も出やすくなり、
深い経験を積んでいくことができる。

こうした生徒こそが大学側が真に求めている、
総合型選抜入試で取りたい生徒なのです。

そしてそれはとりも直さず、
海外の大学が切望している生徒でもあり、
グローバル世界が求めている人材でもあるのです。

まとめ

さていかがだったでしょうか。

好きなことにとことん熱中させて、
それを極めることをしていくだけで、
自ずと大学入試の対策になるのが総合型選抜のいいところ。

進学校ではない地方の無名高校出身者でも、
トップ大学に無理なく進学していった生徒はたくさんいます。

中学受験に向かないのに無理に受験を続けることなく、
新しい入試制度に合った学習に切り替えるのも、
「未来」に向けた対策だと思います。

なるほど、その手もあったか!と思った方は、
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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