見出し画像

『こゝろ』を再読中の夢十夜

第一夜

形のない変な生き物が部屋に闖入してきた。蛇のようだが蛇ではない。ぐにゃぐにゃしているのだが、動きには知性を感じる。最初に猫のおもちゃのネズミで遊んでいたが、飽きると、手のツボ刺激用のいぼいぼにぎにぎ健康器具を転がし始める。僕は猫たちと一緒に、じっとその様を見守っている…という夢

第二夜

巨大なシマエナガを抱えて電車に乗る。生きている本物のシマエナガだ。他の乗客の目が気になるので、問い糺されたわけではないが、これはぬいぐるみだと言い訳する。シマエナガはしかし、じっとしていられない。あやすのに四苦八苦…という夢

第三夜

最近夢が多すぎる。いつものことながら、いつに増して多い。目が覚めると夢の見過ぎで、疲れ果てている…

第四夜

「野原に子猫がいる」と年配のロッカーが言う。示された場所を探すと、2匹のロシアンブルーの子猫。傍にフラミンゴの親子もいる。雛が猫に食われないか心配だ。「大丈夫だ」と根拠もなくロッカーが請け合う。「俺がヒラメ飼ってるの知ってるよね?ヒラメ飼いたかったら相談に乗るよ」と付言。変な夢…

第五夜

ショルダーバッグひとつで旅をしている。寝る時はバッグを枕に野宿する。バッグだけは片時も離さない。金品が入っているわけではない。恋人の骨が入っているのだ。骨壷などなく、剥き出しのままに。鞄の中身はそれだけだ…という夢

第六夜

キンプリのようなアイドルグループのメンバーとして、TVの生番組に出演している。本番でイヤホンの調子が悪く、伴奏や他のメンバーの声が聞こえない。マイクの具合も悪そうだ。リーダーの指示で、とにかく闇雲に歌い出すが、揃わず失敗…という夢で目が覚めた…

第七夜

目が覚めると、目の前に上から目線顔のおじさんがいる。「これは夢だよ。タイプAだな。早く目を覚ましなさい」言われて、ちょっとカチンときたが、頑張って起きると、目の前に江川紹子さん風のメガネのおばさんがいる。「これは夢です。タイプBですね。あれから、ちっとも進歩してない」…という夢

第八夜

ATMで何か操作している。午後5時で使えなくなりますと放送。あと数分しかない。急いで操作を終えようとするが、終わりそうにないので諦める。後ろには行列ができている。もしかしたら、作業の途中であれば、完了まで使えるのでは?そう思って、1円を入金して、そのまま後ろの女性に番を譲る…という夢

第九夜

どう考えても現実にはあり得ない、とんでもない話なのだが、なぜか広瀬すずさんにストーカーされる夢を見た。トイレを開ければ、「わっ」と顔を出すすずさん。窓を開けると、上から「ばあ」とすずさん。外に出ようと玄関のドアを開けると、すずさんが立っている。特にファンというわけでもないのになあ…

第十夜

出先で知人のMさんにばったり遇う。周りが見知らぬ人ばかりであるのをいいことに乳繰り合う。何事もなかったかのたように連れ立て帰るが、駅でもうひとりのMさんに遭遇。ふたりのMさんは楽しそうにひそひそ話を始める。置いてけぼりにされたようで、独り寂しく佇む…という夢

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?