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地獄の季節の夢十夜

第一夜

教室とオフィスを合わせたような広いスペース。大勢の人が動いている。不意にその大半が荷物をまとめて出ていってしまう。残ったのは僕のほか10数人。「なんで出てかないの?20点の減点なのに」と隣の男。「知らなかった…」「バカだね。僕らは知ってたけど、事情があって残っただけだよ」…という夢

第二夜

どこからか「ブンガワンソロ」が流れてくる。女性の歌声でエンドレスに聞こえてくる。僕は川を歩いている。アメンボみたいにすいすい、水面を歩いている。水が渦を巻いていて、歩きにくいところもあるなあ…という夢

第三夜

広いホールのようなスペースにぎっしりブルーシートが並んでいる。花見の陣取りのように、名前が書いてあったりする。トリンドルさんに似た女性が横たわっていて、その横に空きがある。「ここいいですか?」と訊ねると、「ええ、私って意味のない女ですから、気にしなくていいです」と返事…という夢

第四夜

最近夢にしばしば、キャンドルジュノンもしくはキャンドルジュンジュンを名乗る新キャラが登場して、圧倒的存在感を示してくれるのが悩みだ…

第五夜

懐に愛猫を隠して電車に乗っている。バレないよう気をつけていたのに、不意に猫が飛び出し、隅に立っている若い男に絡みつく。妙に懐いている感じ。それもそのはず、彼も猫を隠し持っていたのだ。彼我の2匹が仲良く車内を逃走する。こちらの二人が後を追う…という夢

第六夜

美しいカミキリムシを四苦八苦して、生きたまま透明のケースに嵌め込む。スケッチするためだ。ところが、忽ちこじ開けて脱出し、飛び去ろうとする。室内から出ないように、必死で窓を全て閉め、天井から引っぺがしてまたケースに突っ込む。するとまた脱走…それを何度も繰り返す…という夢

第七夜

脚の無いカブトムシみたいな小さな機械がある。スマホに替わる新しい通信機らしい。手に取ってみるが使い方がわからない。若いのか高齢なのかよくわからない不気味な女性が言う、「何もしなくていいんですよ。テレパシーみたいな感じで、言いたいことを勝手に読み取って伝えてくれます」…という夢

第八夜

昨夜は理屈っぽいフランス映画のように、ソフィストケートされた小難しいお洒落な夢を見ていたのだが、内容が内容だけにどうしても思い出せない…

第九夜

宮﨑あおいさん、もしくは彼女によく似た女性と、極めて深刻な話をしている夢を見たのだが、その内容をどうしても思い出せない。何やらとんでもなくいい話だった感触だけが、強烈に残っている…

第十夜

新しい仕事があるから、ぜひ来てほしいと呼び立てられて、熱海の観光ホテルみたいなところへ赴く。海の見える無人の大ホールで待っていると、なぜか伊藤沙莉さんが現れ、手招きして囁く。「やめといた方がいいよ、碌な話じゃないから」仕事のことはどうでもよくなって、お付き合いすることに…という夢

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