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地下生活者の夢十夜

第一夜

変なコスプレのおっさん3人組やってきて、「脱腸クラブです」と名乗る。新メンバー急募中なので入らないかと誘われる。自分は何もできないから…と断ると、脱腸ならいいという。脱腸じゃないと応じると、無理やり裸にされて、色んな塗料やガラクタを塗りたくられたり貼り付けられたりする…という夢

第二夜

現よりも夢の密度の方が遥かに大きい。だから夢の中を泳ぐとひどく疲れるのだ…

第三夜

トイレを探していて、やっと見つけた。梯子の上に男子用のドアがある。昇って行って開けると、糞尿まみれの酔っ払いが横たわっていた。引き返そうかとも思ったが、お腹がぐるぐる唸り、我慢できそうにない。「すいません、手伝ってもらえませんか?」と連れの男が酔っ払いを引っ張り上げながら叫ぶ…という夢

第四夜

ヤフオクに僕が出品されていた。現在の価格は10000円…ただしマイナスが付いている。見ているそばから、その数字が増えて行く(数値としては減って行く)。しばらくすると、おまけにイチゴ1個がついている…という夢

第五夜

知り合いか初対面かわからない女性と地下を彷徨っている。お見合いの場所を見つけるのが目的だ。お見合いの相手がその女性なのかどうかはわからない。地上に出る。駐車場のような空き地で休む。目の前を巡礼姿の男がゆっくりと通り過ぎる。以前勤めていた会社の部長だ…という夢

第六夜

二本立ての夢の一本目をどうしても思い出せないことがある。よく覚えている二本目よりも、ずっと面白かったような気がして、悔しい…

第七夜

夢の密度が濃すぎて朝起きると疲れ果てている…ということがけっこう頻繁にあるのだが、ネガティブに捉えるべきかポジティブに捉えるべきか。中身の詰まり切った濃密な本を読破した時の心地よい疲労感に似ていなくもなかったり…

第八夜

偉い人に同行することを条件に、海外旅行が格安でできるという。参加することにしたが、偉い人の面接を受けなければならない。行列について並んでいると、ドアを抜けるたびにチェックポイントがあって、いろいろ訊かれたり、あちこち触られたりする。やっと最後というところで夢から覚めた。偉い人は誰?

第九夜

地下を彷徨っている。地下というより狭く長い洞窟だ。辿り着いた小部屋はサウナらしい。裸の男がひとり横たわっている。知り合いのような気もする。「よかったね。定員は3人だよ」と男が言う。裸になろうとすると、ショートカットの若い女性が来て言う。「ああ、よかった、間に合った」…という夢

第十夜

ビルの中で会合のようなものがあり、終わって帰ろうとすると、主催者と思しき女性がお土産に、大量の味噌を差し出す。自家製らしい。迷惑そうな顔をしてしまったのか、「お荷物になるようでしたら、置いていってください」と言うので、「いえ、手作りのお味噌は作った人の心ですから」と殊勝にも言い返す夢

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