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流れに身を任せた、離婚という選択

ついに離婚届を提出することとなった。
この選択に至るまで約2年程悩んできた。相手に離婚の話を切り出してからは約半年程。
これといった大きなトリガーがあったわけではなく、
最初は小さな違和感に気づいたことからだったように思う。
何のために結婚しているのか、という疑問から始まった。

結婚している意味を考え始めると、
自分にとっての幸せとは何かということを考えるようになった。
そして自分をもっと大切にしたいと思うようになった。

日々考えて、悩み続けた結果、
自分を大切にして、やりたいことをして、自分を笑顔にするという選択をし続けることが自分の幸せだと感じるようになった。
そして、もし結婚というものがその自分の幸せを追求することへの阻害要因に少しでもなっているのなら、結婚をやめてもいいのでは、そんな風に考えた。

離婚について考えたとき、出会った二つの作品。
人生に悩んだり、泣きたいとき、生きる意味を考えたいとき、
この作品たちをおススメしたい。

映画「君の膵臓をたべたい」、
本「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」

今を生きる大切さ、ポジティブに生きる美しさ、
自分らしく前向きに生きるエネルギーをもらえる作品だ。

こういった素晴らしい作品にも出会いながら、
長い間離婚について考えてきたし、相手ともいろいろ話し合いをしてきた。

自分が思っていること、相手が思っていることを完全に理解した上で、誤解なく離婚したい、そう思って長い時間をかけて話し合いをしてきた。
それでも最後の最後まで、完全に分かり合うことは出来なかったかもしれない。
出会った頃、付き合い始めた頃は、毎日何時間も電話をして、
喧嘩をしてもすぐに話し合っていたし、お互いのことをよく理解し合えていた。
でも出会ってから10年以上経ち、遠距離での生活も続き、コミュニケーションの量と質が減ったことで、どんどんお互いのことがわからなくなってしまった。そんな見えない亀裂が深くなってここまで来てしまったような気がする。

離婚届を提出する直前の今、とても不思議な感覚を感じる。
楽しかった思い出が過去のものとして失われるようなこわさ、
今起こっていることが現実のこととは思えないような感覚、
過去に戻ってやり直したいような気持ち。。
いろいろな感情があふれてきて、辛い。

離婚するのか、結婚生活を続けるのか、
どちらの選択をすることも許された。
それでも、自分にとって、離婚をした方がより幸せな人生となると、
よりワクワクする人生になると、そう思えたんだと思う。
何かを得る為に、何かを手放す。
手放すことは本当に本当にこわい。
でもそのこわさを乗り越えなければ、これ以上の幸せはつかめない。
だから、勇気をもって決断した。

そして、悩んで悩んで悩み抜いた結果だから、
離婚という選択が正しかった、と、言える日が来ると信じている。
自分の気持ちに正直になって、流れに身を任せた結果が離婚だったのだから。

Everything happens for a reason. という言葉、
結局、大丈夫。という言葉。
これらの言葉を信じて、今を大切に、楽しく、笑顔で、自分らしく、
前を向いて人生を歩んでいきたい。

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