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日本の長期個別株投資を始める初心者にオススメの投資本6選

本日は、投資初心者に向けて、「本当に読んでよかったオススメの投資本」を紹介します。

最近は良質な投資本が増えていてとても助かります。これから日本の個別株投資を始めようという方は、是非とも参考にしてみてください。


株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書

知識ゼロから個別株投資を始めるなら、まず最初に読んで欲しい一冊

こちらの本では、PER、PBR、ROE、配当利回り…など、投資を始めるなら絶対に知っておくべき基本用語がすべて初心者にわかりやすく解説されています。

また、貸借対照表、損益計算書、CF計算書など、これもまた投資を始めるなら絶対に知っておくべき財務諸表の読み方の基本についてもわかりやすく解説されております。

その他、倒産の危険性を測るためのチェックポイントや、決算短信の読み方までも解説されており、まさに、これ一冊で個別株投資の基本事項を全て網羅できると言っても過言ではないでしょう。

No.1アナリストがいつも使っている投資指標の本当の見方

さて、「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書」を読み終え、PER、PBR、ROE、配当利回りなどの基本事項を理解した後に読んで欲しい本がこちらです。

こちらの本は、PER、PBR、ROE、配当利回りなどの投資指標について丸々詳しく書かれている本になります。

これらの指標の意味や使い方について、より突っ込んだ理解ができるようになります。

この本に書かれていることを全てマスターできた頃には、この銘柄は安いのか?高いのか?自分なりの判断基準を持てるようになるでしょう。

ピーター・リンチの株で勝つ

上記2冊を読んで、各種投資指標の意味や財務諸表の読み方について一通りわかったら読んで欲しいのがこちら

ピーター・リンチは、1977年から1990年の間に平均29.2%の年間リターンを達成した投資の神様です。

13年間で運用資産は1,800万ドルから140億ドルに増加したというのだから驚きです。そんなピーター・リンチの投資手法が書かれているのがこの本になります。

この本が面白いのは、ピーター・リンチの成功体験談だけでなく、失敗談も数多く掲載されていることです。

実際、投資指標の意味や財務諸表の読み方にだけ詳しくなっても、投資で勝てるようになるとは限りません。

大体、それで勝てるようになるなら、公認会計士や証券アナリスト、FPの方々はみんなお金持ちのはずです。

しかし、実際はそうではありません。会計や経済に詳しくなっても大多数の人がなぜ投資で勝てないのかというと、投資はどちらかというとアートに近い性質のものだからだと、ピーター・リンチは言います。

「株式投資は科学というより芸術であり、なんでもはっきりと数量化したがるタイプの人間には向かない」

ピーター・リンチの株で勝つ

また、ピーター・リンチは勉強してよかった学問として、このように言っています。

「株を選ぶのに一番役に立ったのは論理学かもしれない。」
「今振り返ってみて、株に関わる仕事への準備としては、統計学などをとるより、歴史や心理学を勉強していてよかったと思っている。」

ピーター・リンチの株で勝つ

投資指標の意味や財務諸表の読み方の基本を一通り押さえた上で、ピーター・リンチのこの本を読むと、色々と考えさせられるものがあります。

個別株投資をやるにあたっては絶対に読んでおくべき、珠玉の一冊です。

機関投資家だけが知っている「予想」のいらない株式投資法

フィデリティ投信にてポートフォリオ・マネージャーや証券アナリストとして働かれていた方の著書

フィデリティ投信といえばまさに、ピーター・リンチ氏が運用していたファンドです。

ピーター・リンチ氏のDNAを受け継ぐプロのアナリストが、どのような基準で銘柄を選んでいるかを理解することができます。

特に、「3年で2倍になる株の理屈はROEにある」と帯にある通り、ROEの重要性についてかなり深く学べます。

読み終わった後は、「だから外国人投資家も日本企業も、最近はROEを重視するようになったんだな!」というある種の納得感を得ることになると思います。僕もそう感じました。

「3年で2倍になる株を、過去の業績を元に発掘する」方法が具体的に書かれていてオススメです。長期での個別株投資について学びたい方であれば読んでみると色々な発見があると思います。

ただ、本のタイトルにもなっている"「予想」のいらない"というのはある種のキャッチコピーというか、本を売るためのタイトル付けだと思うので、そこは注意が必要ですw

株で資産3.6億円を築いたサラリーマン投資家が教える 決算書「3分速読」からの“10倍株”の探し方

決算書の読み方に関する本ってたくさん出版されているんですが、決算短信の読み方について投資家目線で詳しく解説されている本としてはかなりわかりやすいです。

Amazonのコメント欄にもありましたが、初心者向けでハードルの低そうなタイトルと表紙の印象ながら、中身はかなりぶ厚い内容で、決算書の分析方法についてめちゃめちゃ詳しく言及されていました。

「ゴタクはいいから、儲かる銘柄を教えてくれない?」みたいな人には、ハッキリ言って向かないと思います。

ただ、初心者から真面目に決算書の分析方法やファンダメンタルについて勉強したいなら、とても良書です。

10倍株の思考法 「ビジネスモデル×企業価値」で考える株式投資入門

資産を3億円に増やして40代でFIREを実現した、ろくすけさんの「ゆっくり儲ける投資法」

大枠として、

(1)企業価値の分析
(2)ビジネスモデルの分析
(3)コミュニケーション

について書かれています。

個人的には、DCF法について初心者にもわかりやすく書かれていたのが良かったです。

DCF法って投資初心者にとっては直感的に理解するのが結構難しいと思うんですけど、この本だと初心者にもわかりやすく、直感でもわかるようにかなり噛み砕いてDCF法について説明されていました。

多分、今まで読んだ中で最もわかりやすいDCF法の説明だったんじゃないかと思いますw

まとめ

他にもいろいろ本は読んだんですが、「日本の個別株長期投資にオススメの投資本」というとこの6冊が一番良いと思います。

この6冊だけ読めば、PERやPBR、ROEなどの指標については一通り理解が深まりますし、特に長期投資におけるROEの重要性についてはかなり突っ込んだ理解ができると思います。

同時に、決算短信や有価証券報告書などの書類の読み方も理解ができるので、とりあえず手元に置いておいて、何度も読み返すと良い本たちかと思います。

ちなみに、これらの投資本を一通り読んだ上で、僕がどのような投資法に行き着いたかというと、詳しくはこちらのnoteに書いております。

興味のある方は読んでみてください。

YouTubeでもお話ししています。耳で聴きたいという方は、こちらもどうぞ。

ではでは

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