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〜ひとくち映画レビュー〜 ミッド・サマー

これは面白い。

びっくり系のホラーではなく、じわじわと背筋に悪寒が走るような恐怖感。
映画全体を通して明るく美しい村の風景なのに、不安感が襲ってくる。序盤こそ退屈な映画だったけど、ラストにかけての恐怖のたたみかけが素晴らしい。
各所で絶賛されているというのも納得。

巷ではどうやら女性の方がこの映画に関心を示しているらしく、ホラー映画スリラー映画でこういった事は珍しい。
そういえば、職場で「この映画気になる」と言ってたのはみんな女性だったなぁ。

話はそれるが、この映画も然り「グリーン・インフェルノ」を観た時も思ったのだが、こういう「都会の人々が全く異文化の村や集落に迷い込み恐怖に陥る」タイプのホラーって、登場人物の中に「その土地の文化を受け入れなければならない」みたいな事を言う人が1人はいるんだけど(で、だいたいそういう人は犠牲者になるんだけど)、僕からすれば「自分たちの文化の方が優位だと思って、勝手に異文化の土地に興味本位でやってきたクセに、なに『僕らが彼らを理解しなければいけない』みたいな偉そうな事言ってんの?と、いつも思う。

文化や風習の壁ってどうしたって乗り越えられないものだと思うし、相手の文化を理解しようなんておこがましい話だ。
相手の文化や風習を尊重するなら、土足で足を踏み入れないのが1番だね。

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