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2-2 大学という名の専門学校(笑)

 これから暫くは東京学芸大学に在学中に感じたことを綴っていきたいと思います。

前回は


 東京学芸大学は教育学部だけの単科大学ですが、定員は自分の在学中だけでも一学年だけで1000人以上、全学で5000人近くの学生が在学していたマンモス単科大学です。それ故に、取得免許科目毎に縦割りに組織が分割され、当時は人文系(国語・英語など)、社会系(社会科など)、理系(数学・理科など)、実技系(音楽・美術・体育・技術など)の四つの学部の様なものが存在しました。それだけならまだ分かるのですが、それが更に細分化して下記の様になっていました。

小学校の教員を養成する初等教育教員養成課程=A類

中学校・高校の教員を養成する中等教育教員養成課程=B類

特殊学校(現在の特別支援学校)の教員を養成する課程=C類

何故か高校の教員のみ?養成する特別な課程=D類

幼稚園教員を養成する課程=E類

 もっと云えば教職課程が卒業に必要な履修科目に組み込まれているのはいいのですが、上記の課程のそれぞれの選修、専攻によってきびしく区分けされていて、A類が中学校・高校の免許を同時に取るのは比較的易しいのに、他の類が小学校などの他の免許を取るのは難しいなどの問題がありました。ましては所属以外の教科の免許は取ってはいけないという、今考えると可笑しな制度がありました。

 入学して感じたのは良くも悪くも専門学校だなーと(笑)、それも専門バカを作る究極の専門学校。偉く不自由な大学に来てしまったと後悔もしました。でも、そんな不自由な環境も入ってみるとそれなりに不思議な?経験ができました。そんな様々な経験を次回以降書き連ねていきます。

次回は



 





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