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内向型HSPが断言!「人見知り」は長所で最高の武器になるという話

こんにちは、おかもとたかしです。

今回は、人見知りは長所で最高に武器になる、というお話をさせていただきます。

私はHSPの気質を持った内向型人間ですが、人見知りという性格とずっと付き合い続けています。

人見知りとはまさに生まれつきの気質なので、一生ものです。今さら治す、ということはできません。

私も過去には人見知りを「治そう」として、街でバッタリ知り合いを見ても避けようとせず、あいさつを交わせるようになろうとしましたが、結局は続かず、元通りに戻りました。

同じような経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。

私は本当に極度の人見知りで、信頼している仲のいい友人でも、準備もしていないのに急に目の前に表れたら、まず避けてしまいます。

そして、視界に入らないところに隠れ、声をかけるかしばらく考えます。そして、どうしてもかける勇気が出ない時は、相手に見つからないようにその場を立ち去ります。

この行動は、人見知りをしない人にとっては、不思議で仕方なく、謎過ぎる行動に移るかもしれませんね。

もちろん自分でも、「おかしなことをしてるな」と思うことはあります。

こんな人見知りの性格を、私はずっと「短所」だとみなしてきました。それはそのはずで、知ってる人がいるのに背を向けて立ち去るなんて、失礼極まりないことだと思っていましたし、それは今でも多少罪悪感があります。

どこをどう捉えても、「短所」にしか見えないのですが、これは「長所」になり得るのでしょうか?

答えは、長所になります。

そもそも、人見知りをしてしまう原因は何かといえば、それは「恐怖心」や「警戒心」です。これは小学校低学年くらいまでの子どもにとっては普通の行為で、家庭環境や教育環境にとってではなく、生まれつきの気質とされています。

そして、大人になっても人見知りの傾向を引き継いでいる人は、過去にうけたいじめやDV、パワハラ、セクハラ、モラハラなどのハラスメントといったいわゆる「トラウマ」が癒やされていないケースが多いです。

私自身も少年期、思春期に受けたトラウマがあり、それが人見知りに影響を与えていると自覚しています。

つまり、人見知りという行動は「人と関わるのが怖い」という心理が大きな動機になっているわけです。

ここまで言うと、消極的に人を避けているのが人見知りということになるのですが、別の見方もできます。それは、

・トラブルを避ける
・安心領域を守り抜く

という積極的な行動でもあるのです。

人生は人との関わり合いであり、良くも悪くも人との関係性で様々な出来事が起こります。

人と関わらないと、良い出来事は起こりませんが、当然悪い出来事も起きません。

過去に受けた何らかのトラウマを抱えているからこそ、災いを避けるセンサーが働きやすく、人見知りという持って生まれた性格を「活用」しているのです。

私のような、人と接するのが苦手な内向型の人間にとっては、予想も準備もなしに人と接することは、すごくエネルギーが奪われることです。

「悪気はないけど煩わしい」という気持ちになります。

この「悪気はないけど煩わしい」は、なかなか理解されずらいことなんですけどね。

煩わしい思いをせず、穏やかな心を維持する、これは「コンフォートゾーン」とも呼ばれる快適領域に自分をとどめさせることを意味します。

人間にはホメオスタシス(恒常性維持機能)というものがあり、できる限り快適で安心できる現状を維持しようという働きがあります。

思わぬ形での人との接触は、人付き合いが苦手な人にとっては、快適領域をはみ出す行為に他ならないのです。

つまり、人見知りの人にとって、しなやかに生き抜くための「技術」だ。

人見知りは奥が深いのです。

人見知りはただ単に通りすがりのときだけに発揮されるのではなく、良くも悪くも「この人と接しても何のメリットもない」というシビアな選択でもあります。

それはどういうことでしょう?

人見知りの人には自分の中の「美学」や「こだわり」を持つ人が多く、それを相手に容易に壊されたくないと願っているのです。

「理解できない人とは関わらない」
「自分の意見を曲げられて解釈されたくない」

といった思いからです。

つまり、「人に関われない」という意味での人見知りだけでなく、自分自身を尊重してるからこそ「人と関わらない」という意味での積極的な人見知りもあるのです。

「人と関わらない」というのは大きな決断でもありますが、人見知りの人はこれまでの人生経験をもとに、関わらない人を慎重に選ぶ性質を持っているのです。

この人と関わらないというシビアな選択をわりと素直にできることがまさに、人見知りの強みであり、この世の中を生き抜く上での大きな武器になる、というわけなのです。

人見知りの人にとっては、自分が人見知りである、というのは悩みの種だったと思います。しかし、この人見知りという特徴を活かして、立派に今日まで頑張って生きてきた、ということを理解していただたいと思います。

そして、人見知りというかけがえのない「個性」と一生付き合う、ということに、誇りを持っていただきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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