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【HSP必見】頑張ることを絞ろう。試練を厳選する生き方のすすめ。

こんにちは、おかもとたかしです。

今回は、頑張ることを絞ろう、というお話をしていきます。

特に今回は、繊細で何事にも頑張りすぎる傾向があるHSPの方に向けた内容になっていますが、もちろんHSPでない方にも参考になる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

HSPの人は敏感で細かいことに気づきやすく、色々なことに神経を使い、疲れを貯めやすい傾向があります。

そのうえ、一つのことにのめりこみやすい粘り強さをもっていますので、心身を消耗しやすい特徴を持っています。

それは見方を変えると素晴らしいことで、仕事で大きな成果を上げることもあれば、クリエイティブな能力を発揮したりできます。

しかし一方で私たちは生身の人間ですから、どうしても疲れてしまいますし、疲れが蓄積されると当然ながらメンタルによろしくない影響を与えます。

なので、「無理して頑張らなくていい」という言葉が説得力を持つわけです。

もちろん、病気を抱えていたり、精神的に不調がある場合は、頑張ったら症状が悪化するので、頑張らなくていいです。

でも、人生には頑張る必要がある時期、というのも確実に存在します。

受験だったり、就活だったり、出世だったり、ビジネスチャンスだったり。婚活だってそうでしょう。

季節には春夏秋冬があり、春に芽を出した植物は夏の時期に大きく成長します。人生もまた同様に、伸び盛り、育ち盛りの「春」「夏」に相当する時期は必ず訪れます。

頑張らなくてもいいのは、種まきしても決して育つことがない「秋」「冬」の時期の話です。

成長がないと、人生はただ時間だけが流れ空虚なものになります。

健康を維持することは大前提としたうえで、刻一刻と過ぎていく時間の中で、私たちはまた成長もしていかないといけないのです。

しかし一方で、生身の人間である私たちは、気力体力には限度があり、できることも行動範囲も限られます。

年を重ねるとさらにそれが顕著になります。

さらにHSPは好奇心も旺盛なので、新しいことに飛びつきやすく、頑張ることを増やし過ぎると力が分散され、思うような成果につながらないこともあります。

だからこそ、今回のテーマである「頑張ることを絞る」ということが必要になるのです。

そこで後半は、頑張ることの選び方についてお話していこうと思います。

頑張らないことを見極める


まず確認すべきなのは、無駄なことを頑張っていないか?ということです。

まずは頑張らないことを決める、というのが、努力を厳選するための最初のステップです。

これは慣れてくれば簡単にでいるようになりますが、それまでは結構難しかったりします。

特に物事を完ぺきにこなそうとする完璧主義者が多いHSPは、後から振り返ればどうでもいいことに頑張ってしまっていた、ということもあります。

例えば、お客さんの要望をすべて聞いてサービスを向上させようと無理したり、仕事を今日中に済ませようと無理して残業してしまったり、といったことです。

真面目で責任感が強いのはもちろんいい事ではありますが、気づかないうちに限界を超えてしまっていることもあるのです。

頑張る必要がないものとして、こういうものが挙げられます。

・今すぐ頑張らなくていいもの
・自分じゃなくてもいいもの
・成果が出る見込みがないもの
・目標が高すぎるもの
・そもそもやる気がないもの

こういったものを照らし合わせて、無駄な努力をしているものをあぶり出しましょう。

そして不必要な努力はしなくていい、という自分に許可を与えましょう。

限られた時間と、気力体力の中で、頑張るに値するもの以外は、勇気をもって手放していきましょう。


自分が今頑張れる量を知る


まずは頑張らないことを頑張らない、手放す、という選択をしたところで、次のステップは、自分が今どれだけ頑張れるか、努力することができるか、というリソースの量を知る、ということです。

すごく難しいことのように思いませんか?確かに、ある程度頑張ってみないことには、どれぐらい頑張ればいいのかわからない、と思いますよね。

頑張るのに必要な努力量を見分けるコツは、「自分のやる気」以外に注目することです。

・今の健康状態
・確保できる時間
・協力してくれる人
・活用できる資金

これらは、目に見えて確認できるものです。

こういった要素は、客観的に見極めることができ、自分だけでなく、誰の目にも明白な努力量がわかります。

どれだけやる気があっても、健康状態が万全でなければ、実際には思い通りの努力ができないのがはっきりしていますし、成果が乏しく、精神的なダメージを受けるでしょう。

「これだけは頑張りたい」という気力だけを頼りに努力しようとすると、その思いに反比例して早くに限界が来てしまうことがあります。



頑張ることを選択して集中する


頑張らないことを排除し、自分が今できる努力量を把握出来たら、いよいよ頑張ることを厳選するステージです。

ここで重要になってくるのが、

・いまやらなければいけないこと
・いまやりたいこと

の選別です。

そして、まずはやらなければいけないことを最優先に選択し、徐々にやりたいことにも力を入れ始める、という流れでいくことです。

やらなければいけないこととは、生活のために最低限必要な仕事であったり、どうしても避けて通れない家事や育児などですね。

まずはこれを滞りなくやりきるために、これまでのステップで不要な努力を手放し、必要な努力量を知りそれを確保してきたわけですから。

そして時間的、身体的な余白が生じたところで、自分がやりたいことを埋め込んでいく、というのが理想的な流れです。

やりたいことを最優先すると、どうしてもやらなければいけないことにいずれ時間を奪われ、両者とも中途半端なまま時間だけが過ぎていくということになりかねません。

時間は有限ですから、優先順位だけははっきりさせておかないといけません。

優先順位が低いものに時間が費やしてしまうと、必ず焦りが生じます。そうなると、HSPの人は時に気が気でなく、冷静さを失い精神的にかく乱してしまうこともあり得ます。

そのためにも、頑張ることを厳選することがとても重要なのです。そして選び抜いて残った課題に、全力で集中して取り組めば、貴重な時間を有意義に過ぎすことができ、成果も出て充実感を得られるのです。


おわりに


いかがでしたか?今回は、頑張ることを絞り込もう、というお話をしました。

くり返しになりますが、人生の時間は有限ですし、私たちのもつ気力体力もまた有限。限られた中で、頑張るに値する努力、報われる努力をしていただきたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。


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