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レタッチについて考えてみた。

皆様こんにちは!
今日は自分が考えているレタッチについてのお話をしようと思います。
写真撮影界隈においては数々の【燃える火種】が存在します。
広角望遠問題やセンサーサイズ問題、ストリートフォトでの肖像権問題など数えるとキリがないほどですが今回はフォトレタッチ問題について
自身の考え方やレタッチをすることついてのメリットデメリットを考察していこうかなと思います。


レタッチの基本知識

レタッチとは?

レタッチは、画像編集ソフト(レタッチソフト、フォトレタッチソフトとも呼ばれる)を使って、写真の輝度、色調、コントラスト、彩度などを調整する作業を指します。プロの業界ではレタッチは写真と切っても切り離せない重要な工程とされています。自分がしたい理想の表現に近づけたり、オリジナリティを出したりするためにも重要です。

RAW現像とレタッチの違い

RAW現像レタッチは似ていますが、根本的な違いがあります。RAW現像は生データをJPEGなどの画像データに変換する作業であり、レタッチはRAWを編集・加工することを指します。RAWでレタッチすることがベターで、高画質を保ちたい場合は必ずRAWを使用しましょう。

レタッチでできること(レタッチのメリット)

以下は、レタッチでできる主な作業です。

  1. 露出補正: 明るさの調整。暗い写真を明るく、明るすぎる写真を調整します。

  2. 色調補正: カラーバランスや彩度の調整。写真の色合いを美しく整えます。

  3. トリミング: 画像の切り取り。被写体を際立たせたり、不要な部分を除去します。

  4. 合成・加工: 余計なものの除去や肌の修正。また、別の写真から要素を合成することも。

  5. ノイズ除去: 暗所での撮影時に発生するノイズを除去します。


レタッチのデメリット

デメリットかというと表現が違う気がしますが…

  1. 表現の自由度が高すぎる:表現の自由度が高すぎて止めどころが分からなくなります。 早朝撮った写真を夕方や夜っぽくする事も可能です、色彩を変更出来るので緑の葉を茶色や赤にする事もできます(違和感は出ますが)

  2. 一部フォトコンテストに受かりにくくなる:風景写真やドキュメンタリー系の地の素材を大切にしているジャンルでは過度なレタッチ写真を嫌う傾向にあります。例えばフォトショの制作AIを活用し雪を降らせ、夏の風景に合成した写真は本物の風景ではないため受賞することはないでしょう。

ここまでがレタッチについての基本情報です。
以上を鑑みるに、個人的にはデジタルカメラで撮影した写真はレタッチすることが基本作業なのではないかと自分は考えています。
実際の所、撮って出しの写真というのもメーカーが数値を設定したプロファイルをカメラ内レタッチをして吐き出した絵になりますので
デジタル撮影というものはマストでレタッチがなされているものになります。
あとはメーカーのレタッチか自身で表現するか、その違いだけです。

以上を踏まえてのまとめ

レタッチ否定派の人々は多数存在すると聞いていますが、否定派は否定派で肯定派は肯定派でそれぞれの自由ですので個人の好きなようにすればいいと思いますが、デジタルカメラというものは必ずレタッチの作業が行われているということを認識はしてほしいです。
そして何よりも他者にその意見を押し付けるのだけは辞めてあげてほしいです。トラブルのもとになるだけですからね。
そしてレタッチ肯定派の方々は過度な表現が他者の失望につながる可能性があることを自認しなければなりません。
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分かりづらいですがスライドはしません、すいません。

こちらの写真ですが、右と左はどちらが本来の色味なのかは撮影者本人にしか分かりません。
実際撮影環境やフィルターワークのみでどちらの色合いも撮影が可能です。
(超個人的な意見ですが、この世に存在しない色表現はカメラで撮影できないしレタッチで表現することはできないと思っています)
過度なレタッチの根本的な問題点はその風景が嘘なのか本当なのかということだと思います。
仮に一人の人間がSNSの写真に魅力を感じその場所に行きます、
そして実際に目で見た物が同じならば本当だと思い、目で見た物と違うと嘘だと判断するはずです。
写真加工によって削除した看板を現地で見たならば違う場所なのか?と思うはずです。
上の写真に本当は魚はおらず、制作AIでの追加かもしれません。
嘘の表現がダメだとは全く思いませんが、嘘の表現でがっかりする人がいる事はダメだと思います。

表現の自由さが本人も他者をも悩ませる面白い問題ですよね。
しかしレタッチする事で、自分の見せたい世界観を表現することが可能になります。
私はレタッチバリバリ肯定派です。
ありのままの世界も好きですが
その人にしか見えない素敵な世界がレタッチをする事で見えるようになります。
すべての方々の素敵な世界がSNS上で飛び交う毎日が楽しいです。
誰も悲しむことなく素敵な写真が毎日見れるようになったら嬉しいです。
以上! 素敵なカメラライフをお過ごしください📸


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