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Aunaリニューアル後、今しか書けない雑感を失礼します。

2021年4月28日、Aunaリニューアルしました(ここではリニューアル後、今しか書けない雑感を失礼します)。

「来春にリニューアルします」と宣言していた手前、4月にはリニューアルを対外的に発表したいと思っていたのですが、なんとか間に合った。関係者各位には、「もうそろそろです〜」と言いながらも(Takkの"そろそろ"って全然来ないじゃん)と思われてるんだろうなーとか思いながら、最終調整をいろいろがんばっていました。

特に使い慣れていないイラストレーターで、アウトラインがどうとか余白が何mm足りないとか、その辺が本当に困ったし最後の最後で時間がかかってしまった(ラベルの話)。CIALのとつくんにFBのメッセ経由でサポートしてもらいつつ、才能ある人の貴重な時間をラベルなんかにごめんという気持ちで息も荒くなっていました(とつくんは終始一貫して細部まで雑にせず丁寧にサポートしてくれました)。

さて。僕は今、水道橋のREC COFFEEでキーボードをかちゃかちゃ言わせつつ、2回にわたって書いてきたAunaのリニューアルまでのnoteを読みつつ3回目も書いておこうと(架空の)筆をとったわけです。

2020年の9月から実に7ヶ月の時を超えてリニューアル完了。実は1つ目のnoteに書いた通り、最初からつまづきました。

実はすでに当てが外れ、振り出しに戻り、今も絶賛新容器を探し中です。

実はこの「当て」というのは誰もが知るブランドの「容器を再利用させてもらう」という計画だったのだけど、途中で頓挫。その容器自体、環境に配慮しているし、それをリユースするのだから良いアイディアだったと今でも思っています。相手(ブランド)への心象は今も悪くなく、タイミングではなかったのだなと(むしろプレゼンを聞いてくれてありがとうございます)。時が来ればまた一緒に何かできると信じています。

さて、それからは容器探し。結局、遮光のガラス瓶で「これ!」というのを発見したのだけど、国産だとなかなかどうして選択肢が狭まります。海外のものは安定供給が心許なくて採用しにくい(この辺りは数多のD2Cブランドも同じ悩みがあるはず)。いやしかし7ヶ月のうちの半分以上はガラス瓶探しだったような気さえします。とつくんにも大いに助けてもらいました。そして、今回key visualやラベル・サイト内イラストをお願いした くらちさんをお待たせしました(すごく)。

くらちさんは6curryでお会いして以来、Aunaと合うなーと思っていつか一緒に何かしたいと思っていた人。個展に足を運ぶと植物の絵もたくさん書いていて、(やはりアウナ)と。

Aunaで表現したい植物は、「可愛らしいお花」というより妖艶で艶美で力強い植物。花だけじゃなくて茎や根や葉、木々の幹や多肉植物のぷにぷにに至るまで、全植物の(可愛さも含めた)生命体としてのあるがままの姿を表現したかったのです。

僕はAunaで野菜も果物も広義の意味で「植物」と捉えていて、それらをパウダーにして摂り入れるわけだから、植物の生命力をいただく感覚でいます。その時に「可愛らしさ」という一片ではなく、生きとし生けるものとして「生き残り生命を伝達するための境地」みたいなものを表現できたらいいなと思っていました(蛇足だけど花が可愛らしいのも、生き残るためですよね)。

そして、くらちさんが描く植物には、それを感じました。可愛いんだけど、可愛いだけじゃない。そこには植物の造形をあますところなく捉えて表現しようとする、ある種フラットな感覚をお持ちだなーと思ってお声かけしました。

くらちさんには初回からこういった(面倒くさい)話をして、何度もZoom越しに、そして何度か会って話をして、とつくんと3人で今のラベルを作り上げました。僕としては、くらちさんの今までの延長線上に無い新境地をAunaで開拓、というかご一緒できたら嬉しかったし、おそらくできたと思っています(どうかしら?)。

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新生Auna_key visual

※CIALとつくん、くらちさんとは後にラジオで対談しました。

と、ここまで容器の話がメインだけどブランドサイトも今回初めて作りました。Aunaのようなプロダクトの場合、キーになるのは機能的な話ではなく写真や動画のような非言語コミュニケーションだと前々から思っていますが、ここを誰に任せるかも自然と僕の中で決まっていました。河野涼くんです(余談:彼は親友の後輩なんだけど、なぜか3人で会わないまま仲良くなって仕事も一緒にすることになった)。

涼くんはなんかもう僕の中では本人自体にAuna感があると勝手に思っています。艶やかさがある。アーティスト的な繊細さと一緒に力強さや線の太さも感じるからか、アンビバレントでそこがセクシーに映ります。だからかはわからないけど、涼くんが撮る写真はAunaにどんぴしゃでした。

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僕からの細かいオーダーは特になし。僕がAunaをどう捉えているかを渋谷のkoé(コエ)で一通り話したことがあって(これたぶん1年以上前)、正式にオファーした時にブランドサイトに必要な写真を伝えたら、あとは涼くんが「任せてください」と。その言葉通りお任せしたら完成していました。

どこでどうやって撮ったのか、noteを書いている今は知らないのですが。植物というテーマで山や枯れ葉や苔、川の飛沫なんかも撮ってきたのには驚きました。言ってしまえば彼の拡大解釈だけど、結果的に欲しい写真だったからです。

※河野涼くんとも後にラジオで対談しました。

そしてそして肝心のサイト制作は今回もHeadsにお願いしました。杉本友太に頼んだAunaのロゴは今も輝いています。細かなオーダーにも丁寧に応えてくれて本当にありがとう。

最後に、じびちゃん。専門領域のPRを軸にいろんなサポートをしてくれて感無量。これは今に始まったことではなくて、Aunaがpop upイベントをがんばっていた頃から側にいていろいろと助けてくれます。

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さてここまでつらつらと書いてきたけど、これはあくまで舞台裏の話を僕の独白的な形式で書いた雑文。詳しくかつ正式な話はプレスリリースを読んでいただけると嬉しいです。

ここまで付き合ってくれてありがとうございます。

Auna Official Site:https://auna.asia/

このnote書いてる人、誰?と思ったあなたはこちらのnoteをどうぞ(長文なのでお暇な時にぜひ)。


ありがとうございます!好きな本を買うか、旅に出ます。