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【映画感想】インターステラー:SF大作を観たらエモエモな気分になった件

rokkyです。
暑すぎて無事痩せております。

さて

今日は、クリストファー・ノーラン監督の名作
【インターステラー(2014)】
をアマプラにて鑑賞しましたので
その感想を書きます(*^^*)

※注意※
本文章はネタバレ含みます

本文章は
途中まではあらすじとか、
僕なりのシーンの解釈説明です。

感想は、目次の最後
【感想(エモSF)】を見てみて下さい

■あらすじ

地球に疫病が蔓延し、
人類絶滅を迎えようとしている未来の地球。

主人公は子供二人を抱える
シングルファーザー(元パイロット)。

NASAは独自に「人類生存作戦」を計画。
Aプラン:別惑星への移住
Bプラン:別惑星に人類の精子卵子だけ運んで育成(現在の地球人は絶滅)

※以下、上記プランの詳細を少し書きますが
 面倒で細かいのでいらない場合は【つづき】まで飛んでね

■2つの人類生存プランの解説



◆◆◆Aプラン◆◆◆
必要なミッションは以下の2つ

→①:地球人全員を乗せた人工ステーションを打ち上げる
  To Do :人工ステーション打ち上げ技術(重力操作)の確立
  担当者:博士+主人公の娘
  納期 :主人公が移住可能惑星を発見するまでに

→②:地球人が移住可能な惑星を発見する
To Do :候補の惑星は3つ。それぞれを調査し地球へ報告。
  担当者:主人公+その他宇宙船メンバー
  納期 :・宇宙船の燃料が切れるまでに
      ・主人公の子供たちが寿命で死んでしまう前に

※惑星によっては地球と時間の進み方が異なる
1時間で地球の7年もの時が過ぎてしまうことも
(相対性理論らしい←)

※上記2つのミッションがクリアできたら、
 移住可能惑星の開拓を進めながら、
 人工ステーションで人類は生活をする。
 開拓が進んだ後に、
人工ステーションから移住する計画

◆◆◆Bプラン◆◆◆

※プランAのミッション①(人工ステーション打ち上げ)が、達成出来なかった場合の予備プラン

必要なミッションは以下の2つ

①:地球人が移住可能な惑星を発見する
To Do:候補の惑星は3つ。それぞれを調査し地球へ報告。
担当者:主人公+その他宇宙船メンバー
納期 :・宇宙船の燃料が切れるまでに
    ・主人公の子供たちが寿命で死んでしまう前に

②:人類の精子と卵子を移住惑星にて人工授精し人類を繁殖させる
To Do :移住可能惑星にて人工授精を行う
担当者:主人公+その他宇宙船メンバー
納期 :なし

■つづき:あらすじ解説

主人公は愛する子供を守るため、
Aプラン達成を目指して宇宙船に乗り込みます。

ワームホールを無事通過するなど
最初こそ順調な宇宙旅ですが、
その後様々な障害とぶつかることに・・・

・移住可能惑星が見つからない誤算
・相対性理論により地球の数倍のスピードで
 時間が進んでしまう惑星生活
 →惑星での1時間が地球の7年に相当
・博士の嘘によりAプランが崩壊
・乗組員の裏切り
・燃料が足りない・・・

などなど・・・

様々な問題があったのですが、
中でも最悪なのは「博士の嘘によるAプランの崩壊」です。

嘘と言うと語弊があるかもしれません
博士が「重力操作技術」を確立できなかったことが原因です。

※この技術がないと人類全員を宇宙へ送り出せない

上記技術の確立のためには、
「特異点(ブラックホールの中心)」の観測データが不可欠なのですが、
もちろんそんなの計測不可能。

詰んだ・・・
今の人類は絶滅や・・・

と思いきや、

主人公が命がけでブラックホールへ突入。
一か八か中でデータを計測し地球へ送信しようとします。

しかし
ブラックホールは光さえも出てこれないほどの超高重力空間。
主人公なんて一瞬で潰れて終わる。。。
かと思いきや。

謎の「彼ら」という存在に導かれて、
いつの間にか主人公は「4次元空間」へ辿り着きます。
※この4次元空間の映像表現も面白かったなぁ

4次元空間で主人公は
時間・空間を超越した存在となっています。

そこで、過去の自分や子供たちを発見します。
しかし、過去の自分や子供たちは3次元の存在。
4次元の存在である主人公は、
3次元の存在に直接干渉することが出来ません。

逆も然りで、
3次元の存在である過去の自分や子供たちも、
4次元の主人公が、すぐ側にいることを全く感知できません。

しかし、主人公は1つの事実に気が付きます。
「重力波」は3次元と4次元を超えて干渉できるという事実です。

そこで、
主人公は幼少期の自分の娘へ、
「重力波」を通じて、「特異点の観測データ」を伝えるのでした。
(本を落としたり、2進法やモールス信号を駆使)

最初は「ポルターガイスト現象だ!」と驚いた娘も、
次第に「・・・まさかパパなの?」と気が付き始めます。

ここではじめて
3次元の娘と、4次元の主人公が会話を重ねるのです。
※涙腺がぐぐぐっとくるシーンです

その後、時は流れ
主人公は3次元空間へと帰還し、
人類により無事保護されます。
※ここは映画では描写されておらずどうしてそうなったのかは不明です・・・

4次元空間の主人公からメッセージを受け取った娘は、
無事に『重力操作技術』を、博士に代わって実現し
地球の人類を乗せた巨大スペースコロニーを打ち上げていました。

無理かと思われたプランAは、娘の手によって復活したのです。
これにより地球人の滅亡は避けられました。

しかし、まだ主人公のミッションは残っています。
プランAのミッション②『移住可能惑星の発見』です。

これは仲間の宇宙船メンバーが、
有力候補を発見した合図を地球へ送信していました。
(かつ、助けを孤独に待っていました)

映画は、
主人公が覚悟を決めた顔で宇宙船に乗り込むシーンで終わります。

■『彼ら』や『5次元』について僕なりの解釈

映画では、たびたび【彼ら】や【5次元の存在】というキーワードが出てきました。

結局説明されてたっけ、、?

手がかりになりそうな
回収できていない伏線がありました。

・「彼ら」という存在は誰なのか?

・女性乗組員の「愛」を感じる力は私達の理解を超えた意味があるはずだ!という主張

・4次元空間にて主人公が「過去の娘」を発見できた理由

・「彼ら」がブラックホールに突っ込んだ主人公を助けた(4次元空間へ導いた)理由

これらを私なりに解釈するとこんな感じになりました。

・「彼ら」という存在は誰なのか?

:5次元空間にいるいつかの人類

・女性乗組員の「愛」を感じる力は私達の理解を超えた意味があるはずだ!という主張

:4次元と3次元の間を「重力波」を通じて干渉できたように、「愛」も次元を超えて干渉できる存在・エネルギー
※ただし3次元の我々にはそれをデータとして観測したりエネルギーとして操作することは出来ない

・4次元空間にて主人公が「過去の娘」を発見できた理由

:「愛」という次元を超えて干渉できるエネルギーを主人公が感じ取り発見することが出来た

・「彼ら」がブラックホールに突っ込んだ主人公を助けた(4次元空間へ導いた)理由

:「彼ら」が主人公への「愛」のエネルギーを持つ5次元の存在だから

ということで、

■感想→エモSF

3次元や4次元を表現する「超SF大作」としての側面だけでなく、
5次元として「愛」というエネルギーを表現した「超エモ大作」でもあるように私には思えました。



私が日常生活を送る中でも、
ふと「愛」を感じる瞬間があります。

朝起きて、窓のカーテンを開けた時
差し込む太陽の光と、青々とした葉の煌めきに
心がすーーっと満たされる瞬間

電車で誰かに席を譲った時、
「ありがとう」と笑顔の一言で
穏やかに満たされる瞬間

心がつながっていると思える人と
ハグをしている瞬間

自然界から、人の笑顔から、体の暖かさから
いろんなところから
私達は「愛」を感じている気がします。

もしかするとそれは、
目の前のその人だけでなく、
次元を超越した誰か(「彼ら」)が、
私のことを想って送ってくれている「愛」なのかもしれない。

誰かが、

「rokky元気出せ〜」とか
「rokky!こっちだー!」とか



4次元空間や5次元空間からメッセージを送ってくれているとしたら、
それはとっても嬉しいし、
キャッチして会話してみたいものです。

メッセージのキャッチ方法は
「愛を感じ取ること」

仕事で数字に追われたり、
論理的に説明できないもの全てに「無関心」になってしまうより
よっぽど素敵な世界観かもな

なんて思ったりしましたっ。

はー、面白かったなぁ。

以上です!またね!

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