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木挽町徒然

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歌舞伎の観劇録を書こうとして、言葉を積み重ねることしか出来ないくせにすべてを記録できないことに絶望するだけの記録
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#東京

五月歌舞伎と切られの与三、あるいは役割を全うするということ

五月歌舞伎と切られの与三、あるいは役割を全うするということ

恒例の、今月の観劇録。
今月はご贔屓が休演なのでそんなに熱量高く観るものもないかなとたかをくくっていましたが、とんでもなかった。脈々と続いていくいつか線になる点を目撃したな、という印象。

まずは歌舞伎座午前の部、海老蔵さんです。

雷神不動北山櫻、思っていたより楽しめた。海老蔵さん、観客を喜ばせるわかりやすい間を作るように努力してるのかなと思った。もっと疾走感があるとよりいいんだろうなー。今

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2017年秋冬ひとこと観劇録

*2017年年末に書いていたものを今更ながらお焚き上げ。

九月からこっち、忙しさにかまけて記録を怠っていましたが、引き続き色々な歌舞伎を観ました。今更過ぎて公開するのもお恥ずかしいですが、常に全ては語られるべきであるという信念の元に遺しておく。

九月ー谷口裕和の会九月歌舞伎座については以前書きましたので割愛。今回は市川團子さん、市川中車さんの息子さんが越後獅子を踊られるということで、国立へ。

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秀山祭九月大歌舞伎

最近、中川右介著『歌舞伎 血と家と藝』、郡司正勝著『かぶき入門』を読了しました。いずれも早稲田大学関係者であるのが面白いところ。前者は歌舞伎役者に焦点を当てたもので、色々な名跡についてその歴史を紐解いてくれました。個人的には芝翫、歌右衛門などこれまであまり意識したことのない役者だったり、仁左衛門、羽左衛門など好きな役者だったりの関係性、因縁みたいなものを俯瞰出来て面白く読みました。

また、後者に

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八月納涼歌舞伎観劇録

巨大な扇風機とミストに囲まれて三部の幕見席のチケットを買い求めた私は、どうしても我慢できそうになかったので、二部のチケットもオンライン購入。しかし今回は奮発して1階席で。久しぶりの1階席、舞台を上から見下ろすのに慣れてしまったのでなんだか初めてきたかのような新鮮な気持ちになった。

というわけで二部の『修禅寺物語』『東海道中膝栗毛』を観劇してきました。

江戸時代、夏はもちろんクーラーも扇風機もな

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八月納涼歌舞伎『野田版 桜の森の満開の下』

いやあまいった、まいったなあ。という気持ちでいるのは、思考を占領されるだけの熱量がそこにあったという事実を認めざるを得ないからだ。

下敷きの坂口安吾の小説は未読、野田作品も初めてという下地ゼロの中、頭フル回転で拝見しました。今月は『団子売り』も観たいし二部の岡本綺堂と十返舎一九も気になるし、しかも夏休みで観客の入りはいいしで、なかなかハードだった(二部は後日観に行きます)。
ネタバレ満載の観

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