グロービス経営大学院の茨城水戸・特設キャンパスで「クリティカル・シンキング」を学ぶ
グロービス経営大学院の茨城水戸・特設キャンパスとは?
グロービス経営大学院の茨城水戸・特設キャンパスで2023年1月期の「クリティカル・シンキング」を受講しました。
どうして受講したのかといえば、水戸に開校されたグロービス経営大学院での学びがずっと気になっていたし、水戸の経営者の仲間たちからも、絶対に受講した方がいいと言われ続けていました。
仕事が忙しかったことを言い訳にしつつ、コロナウイルスの問題で授業や懇親会がリアルからオンラインになっていた時期が続いていたため、リアルで受講したい自分としては、受講のタイミングがズルズルと後になっていました。
やはり、茨城水戸・特設キャンパスで学ぶのであれば、リアルの授業でクラスのみんなと関わりがあることは重要だと思っていました。
茨城水戸から創造と変革の志士を。人を育み、地域とビジネスを強くする。
グロービス経営大学院の他のキャンパスは東京・大阪・名古屋・仙台・福岡という大都市ばかりなのですが、どうして地方都市の水戸にキャンパスがあるのかといえば、グロービス経営大学院の学長の堀さんが水戸出身だからという理由は大きいです。
堀さんはグロービス経営大学院の学長でもあるし、茨城ロボッツのオーナーでもあるので、茨城ロボッツの試合会場はもちろんのこと水戸の様々なところでお会いします。一緒にお酒を飲ませてもらうようなこともよくあります。この学長との距離感の近さは、東京や他キャンパスのグロービス生に話をすると、ものすごく驚かれますが、堀さんは茨城ロボッツや水戸の仲間としてとてもフレンドリーに接してくれます。
茨城水戸・特設キャンパスは1科目から学べる「単科キャンパス」です。
2023年の時点では「クリティカル・シンキング」「マーケティング・経営戦略基礎」「アカウンティング基礎」の3科目を学ぶことができます。
その中から、まずは「クリティカル・シンキング」を受講しました。
「クリティカル・シンキング」では、仕事効率化において必須のビジネススキルである論理的思考(仮説構築力、問題解決力、説得力のあるコミュニケーション力)について学びます。
受講期間中は「クリティカル・シンキング」のことが頭から離れないくらい、事前課題やレポートがあるのですが、クラスのメンバーと一緒に学べていることが支えでもあったので、クラスのみんなには感謝したいです。大変でしたが、なんとか完走することができました。
「クリティカル・シンキング」の振り返り
2023年1月〜3月に受講した「クリティカル・シンキング」の振り返りをしてみました。
今日までの学び/実践の振り返り
ウェブ制作の仕事をして20年が過ぎました。創業して15年ですが、会社としては法人化をして13期目となります。
創業者ということもあり、先代から学ぶといったこともありませんでしたし、その他にも体系的にビジネスを学んだことがありませんでした。
まさに自分の勘と経験に頼っている部分は大きくて、それはそれで自信もあったのですが、クリティカル・シンキングの学びを通して、ビジネスでの考え方や意識、そして具体的行動の変化のきっかけになるような気づきと学びがありました。
ウェブ制作の仕事は、お客様の目的ごとにオーダーメイドでデザインとコンテツを制作するため、お客様の目的を汲み取る作業は常にしていたつもりでしたが、そこに「イシューを押さえる」という考え方が加わりました。
実際の案件でも何を目的にウェブ制作のプロジェクトを進めているのかが「散らかってしまう」ような状況はよくあるのですが、最初に目的(イシュー)の設定を行い、メンバー間に共有することで、そのプロジェクトの目的がブレないように意識したいと思うようになりました。
目的(イシュー)の設定後には、「主張や根拠」「枠組み」を整えることもウェブ制作のプロジェクトには必要な考え方だと感じています。
特に「主張や根拠」「枠組み」が可視化されると、メンバー間での共通認識は高まるし、行動するべきことの優先順位は決めやすくなります。デザインを作る会社としては、情報の整理して可視化するようなことは得意なので、強みにしていかなければならないと思います。
社内と社外の多くのメンバーで様々な情報を取り扱うウェブ制作のプロジェクトは、多種多様な問題が発生しますが、クリティカル・シンキングの学びに立ち返ることで、勘と経験だけでなく、ロジカルに解決しようとする意識になれることは大きな変化になりました。
とはいえ、クリティカル・シンキングが意識されているだけで、まだまだ上手く実践できてはいるとは言えないところです。
加えて、今日までの学びを通じて、自分の考え方の癖には大いに気づかされることにもなりました。
おそらく自分の考え方の癖みたいなものは抜けない部分はあると思うので、今日まで学んだことを、自分の癖の中に取り込むような意識の方がいいのかなと感じています。
自分の癖としてはラクをして大枠を捉えてしまいたいという部分があるので、悩んだら、クリティカル・シンキングの考え方や何かしら学んだフレームワークが使えないだろうか?くらいの感じで上手に自分の中に取り込んでいきたいと考えています。
今後の実践
ウェブ制作のプロジェクトに向き合う時には、一呼吸置いて、クリティカル・シンキングの学びを意識するように変えていきたいと思います。
クリティカル・シンキングを受講してからは、日々、意識しているつもりなのですが、やはり勘と経験で自分の考えやすい方に流されがちなのが悩ましいところです。
自分の考えやすい方に流されそうな場面では、早い段階で自分の考えをアウトプットして、他の人の力を借りる、見てもらうということでズレが無いかを確認してもらうことで、課題を整理していきたいと思います。
クリティカル・シンキングのクラスにおいても、自分だけの考えでは解決に至らない場合、他の人の考え方に耳を傾けることで問題が整理されることがありました。
それぞれ、立場も違うし前提も異なるけれど、目的(イシュー)の設定がされていれば、同じ方を向いて考えていけることはグループワークで感じることができました。
実際のウェブ制作のプロジェクトでは、クライアントに対して「何について、考え論じるるべきか」を「問いの形」で投げかけて目的(イシュー)を共有することを強く意識したいと思います。
例えば、「自社は何者か」「誰にどんな価値を提供するのか」「他社と自社の違いはなにか」「取りたい市場はどこなのか」「強みをどう表現すべきか」などを、「問いの形」で投げかけておくだけで、ウェブ制作のプロジェクトの目的(イシュー)は明確になります。
会社としては、誰がプロジェクトを担当しても、クライアントの目的からブレないようにするための目的(イシュー)の設定の考え方を、スタッフ全員に落とし込んでいくことが今後の課題にはなってくるのかなと思います。
さらなる成長に向けて
自分の周りには、グロービス経営大学院の本科生や水戸キャンパスで学んだ友人が数多くいますので、今回のクラスのメンバーに限らず、クリティカル・シンキングの学びの振り返りを多くのグロービスの仲間としたいと思います。
グロービス経営大学院は「ヒト」との繋がりもテーマなので、受講時期やキャンパスや単科や本科が違っても、グロービスの仲間として話ができることが、さらなる気づきや学びを与えてくれることに期待しています。
そのためにも、まずは自分が学びを実践してアウトプットしていくことだと思います。
今後、弊社のメイン事業であるウェブ制作の仕事において、クリティカル・シンキングを学んだことで役立ったこと、気づいたことなどがあれば、グロービスの仲間と共有したり、SNSなどでもアウトプットしていきたいです。
今後の仕事でクリティカル・シンキングを実践してみると、きっと理解が足りない部分はどんどん出てくると思います。
実践とアウトプットを繰り返して、悩んだらグロービスの仲間に相談をして、コツコツと理解を深めて、自分の成長に繋げていきたいと考えています。
加えて、会社としてスタッフ全員にグロービスの学びを落とし込むための施策として、茨城ロボッツのスポンサー企業の社員が参加できるビジネス研修会「ROBOTS NEXT. 」を活用していきたいと思います。もちろん、グロービスの受講を希望するスタッフがいれば会社として応援する体制も整えたいと思います。
水戸にグロービスがあることで、学びのチャンスは増えているので、グロービスを利用して自分とスタッフ全員が学んで成長していく会社にしていきたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございます。 株式会社アイテックプラスは茨城県水戸市のウェブ制作会社です。 https://www.itec-plus.jp