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FIRE = 小休止という考え方

「FIRE」して経済的自由と時間的自由を手に入れて、早期にリタイアすること…憧れますよね!

でも、同時にこんな不安も感じるのではないでしょうか?

  • 本当に生活していけるの?

  • 早期リタイア後、やることがなくなってしまわない?

  • もしFIREが失敗したら…?

こんな不安の理由の一つに「FIRE = 未来永劫の決断」という思い込みがあるように感じます。

そこで今回は、私がFIREを決断した理由の一つ、「FIRE = 小休止」という考え方についてお話しします。


仕事人生をマラソンに例えると?

皆さんはいつ就職しましたか? 最終学歴にもよりますが、18歳〜22歳で就職する人が多いのではないでしょうか。

それでは65歳の定年まで働くとして、働き始めてから65歳までの人生をマラソンに例えたとき、皆さんは一体どこにいるでしょうか? 折り返し地点はどこでしょうか?

早見表を作ってみました。

仕事人生マラソンの何%の地点にいるか

この表は仕事人生マラソンの何%の地点にいるか (何%走りきったか) を表示しています。

例えば、皆さんが22歳で働き始めて現在40歳なら、今42%走り終わったことになります。まだ半分にも達していません。折り返し地点は43.5歳になります。

50歳まで働いても、まだ残り1/3も残っています。

皆さんは何%の地点にいましたか? 年齢にもよりますが、結構驚きの数字が出てきませんか? 完走まで体力と気力は持ちそうですか?

仕事人生のマラソン、少し休んでもいいのでは?

私がFIREを決断した理由の一つに、単純に「16年働いたから」というのがあります。

16年間というのは小学校1年生が大学を卒業するまでと同じです。このことにある日ふと気づき「あぁ結構頑張ったなぁ」と素直に自分を褒めたいと思いました。

そして大学卒業までの半生を自分のステージ1とするなら、そこからは社会人一年生のぺーぺーだった自分から大学卒業レベルと同じ分くらい頑張ったという意味も込めて、今は自分のステージ2の終わりだと感じました。

しかし、早見表を見るとステージ2でもまだ折り返し地点にも来ていません。「これは一度小休止を取って良いのでは?」とふつふつと思いました。

勉強にも仕事にも休息は大事です。でもそれは人生という長いスパンにも言えると思いませんか?

私は休まず40年以上走り切るよりも一度休憩する人生を選んでみたいと思いました。そしてせっかく休むなら、その間にリタイア後の人生を早めに一度試してみたい (“RE” = “Retire Experiment” とは) と思うに至ったのです。

FIRE = 小休止 & Retire Experiment

私のFIREは“Retire Experiment” かつ マラソンの小休止と捉えています。“Retire Experiment”の結果、リタイア後の生活が灰色に見えたらまた仕事に戻ればいいのです。もう十分休みきって物足りないと思ったらまた仕事に戻ればいいのです。小休止のつもりが居心地が良くずっと休むことになるなら、それはそれでいいのです。

FIREをして情報発信している人はたくさんいますし、長続きしている人もいますが、実際に65歳を迎えている人はほとんどいません。なので、FIRE生活が本当に長続きするかはまだほとんど情報がありません。誰も本当に長続きするかわかっていないのであれば、「FIRE = 未来永劫の決断」と決めるより、単なる小休止と捉えたほうが気が楽ですし柔軟に生きていけると思っています。 生活資金面でも、小休止ならハードルは下がるでしょう。

もちろん実際に行動に移す前に必要なものはあるので、万人におすすめできるわけではありません。

大切なのは、「FIREは特別な人のものではなく、誰にでも選択肢がある」ということです。

あなたも、自分にとっての「FIRE = 小休止」、考えてみませんか?

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