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THE 100 2014 日本の主役 2014.01.06 #39 1/2 2014-04-15 11:07:13

【『日経ビジネス』の特集記事 】 #39 <バックナンバー>

⭐『日経ビジネス』の特集記事から、私が特に関心を持った個所重要と考えた個所を抜粋しました。

⭐当面は、Ameba(アメブロ)に投稿していた記事を再編集し、加筆修正し、新たな情報を加味し、「バックナンバー」と表示し投稿します。

⭐1つのテーマについて複数回投稿している場合(ほとんどが該当しますには、1つにまとめて投稿します。タイトルの後の日付は雑誌の発行日で、最後の日付は投稿日を表わしています。

🔴2022.11.26以降、1つのテーマについて複数回に分けて投稿します。

⭐一方、新規で投稿した記事については、異なる壁紙を用意し、本文内に「タイトル」「雑誌発行年月日」を表示します。


再投稿することにした経緯

再編集して再投稿することにした理由は、次のとおりです。

自分が当時どんな記事に興味があり、どのような考え方をしていたのかを知りたいと思ったからです。

当時の自分を振り返ることで、当時と現在で考え方は変わったか否か、あるいは成長しているかを確認したいと思いました。

記事データは当然古くなっていますが、本質的な部分は必ずあるはずで、しかも普遍性があります。その個所を再度学んでみたかったのです。

さらに言えば、『日経ビジネス』のバックナンバーをご紹介することで、この記事に目を通していただいたあなたに何らかの有益なヒントを提供することができるかもしれない、と考えたからです

「私にとって、noteは大切なアーカイブ(記録保管場所)です。人生の一部と言い換えても良いもの」だからでもあります。
プロフィールから)


新たに日経ビジネス電子版セット(雑誌+電子版)を「らくらく購読コース」で、2022年9月12日号から定期購読を開始しました。


日経ビジネスの特集記事 #39

THE 100 2014 日本の主役 2014.01.06 #39 1/2 2014-04-15 11:07:13

<このページでは、『日経ビジネス』の特集記事の概要紹介と、管理人のコメントを掲載しています>

2014 日本の主役(1)

日経ビジネス最新号(2014.01.06 No.1723)は新創刊として、
山川龍雄編集長が挨拶の言葉で次のように書いています。
(ページの表記は、新創刊の日経ビジネスによるものです)

2011年3月11日の震災で、日本製紙の宮城・石巻工場を襲った津波の高さは3mにも達し、1階にあった大型機械やパルプ資材などをのみ込みました。

屋根は大きな丸太で押しつぶされ、後に残ったのは、瓦礫とヘドロの残骸。
「もはや再稼働は困難」。

関係者の誰しもそう考えた工場から、今年、日経ビジネスの新しい紙が供給されます。

今回、絶望の淵から蘇った日本製紙と一緒に仕事をすることになり、どこか運命的なものを感じています。

東京五輪の招致が決まり、企業や個人も「2020年に向けて何か新しいことに挑戦してみよう」という機運が高まってきました。

多くの人々が「7年の計」に挑めば、日本はもっと良くなるはずです。
(抜粋)

THE 100 2014 日本の主役 2014.01.06 p.001


日経ビジネスは1969年の創刊から45年になりました。
新創刊なった日経ビジネスに期待しています。

さて、日経ビジネスが選んだ100人を一通り眺めて見ましたら、
100人のうち、名前と顔が一致し、知っている人物はわずか28人
でした。

ほとんどの人を私は知りませんでした。
50%もいなかったことに落胆しました。
しかし、それも仕方がないと開き直りました。
0ではなかった、と割りきりました。

日経ビジネスがに選出したのですが、100人を紹介しているのは、
日経ビジネスの記者ではなく、「その人物のことを別の著名人たちが
評するという手法を取っています」
(p.003)。

その点がユニークです。

先述しましたとおり、名前と顔が一致する人物は28人しか知りません
でしたので、その中からさらに絞り込んでご紹介していきます。

1人目は、誰でも知っているソフトバンク社長の孫正義さんです。

紹介文を書いているのは、ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正さんです。

先を読める経営者は山ほどいる。
だが、孫さんがすごいのは、それに合わせて企業の形を変えていく柔軟性を備えているところ。

THE 100 2014 日本の主役 2014.01.06 p.034


2人目は、グーグルからフェイスブックCOO(最高執行責任者)に転じた
シェリル・サンドバーグさんです。

紹介文を書いているのは、ローレンス・サマーズ/第71代アメリカ合衆国
財務長官です。

私は彼女ほど自分の熱い思いを強く追求し、結果を出す人に会ったことがない。ひとたびやると決めたら、シェリルをとめられるものはない。
「完璧を目指すより、まず終わらせろ」――。
シェリルはフェイスブック本社の壁にこう書いている。

THE 100 2014 日本の主役 2014.01.06 p.038


3人目は、既出の柳井正さんです。

紹介文を書いているのは、漫画家の弘兼憲史さんです。

在野精神に溢れ、猛烈な勢いで目指す頂へ一直線に突き進む。
私が知る経営者のなかでも、「モーレツ」「パワフル」という言葉が最も似合うのが、柳井さんとソフトバンクの孫さんだ。

2人とも、一代で1兆円を上回る規模の企業を育てるだけあって、発言の隅々に自信がみなぎり、頼もしい。

THE 100 2014 日本の主役 2014.01.06 p.040


4人目は、映画『永遠の0』の原作者、作家の百田尚樹さんです。

紹介文を書いているのは、女優で作家の中江有里さんです。

大ベストセラー作『永遠の0』(講談社文庫)の解説を書いた児玉清さんから生前こんな言葉を聞いたことがある。
「人生は50歳からだ」。

人間は人生の終わりが見える年になると努力をしなくなる。
だから50歳から努力した者が伸びるのだ、と。

先に挙げた児玉さんに「彼は大きな賞を取るよ」と言わしめ、「人生は50歳から」を体現した人、それが百田尚樹さんです。

THE 100 2014 日本の主役 2014.01.06 p.055


5人目は、ケンコーコム社長の後藤玄利さんです。

紹介文を書いているのは、私がグールー(思想的指導者)と仰ぐ、経営コンサルタントの大前研一さんです。

後藤さんとの出会いは、1996年まで遡る。
当時、創業したばかりのアタッカーズビジネススクールに第1期生として入塾してきたことがきっかけだ。

2009年には、後藤社長に最大の試練が押し寄せる。改正薬事法で医薬品の
ネット販売が禁止されたことだ。

だが、生活者の利便性を考えそれを違憲とし、厚生労働省令の取り消しを求めた行政訴訟を起こし勝訴。

彼は、まさに不可能を可能に変える闘士(アントレプレナー)なのだ。

THE 100 2014 日本の主役 2014.01.06 p.058


6人目は、ツイッター創業者、スクエアCEO (最高経営責任者)のジャック・ドーシーさんです。

以前、特集記事で取り上げました。


紹介文を書いているのは、楽天会長兼社長の三木谷浩史さんです。

彼は日本をこの上なく愛し、会えばいつも京都や箱根といった日本の話で盛り上がる。
誰よりも日本文化への造詣が深い起業家の一人ではないだろうか。
美をとことん追求する、希有な経営者の一人であることは間違いない。

THE 100 2014 日本の主役 2014.01.06 p.060


いかがでしたか。
100人に選ばれた人も評者も、著名人であるだけでなく、意外な関わりがあると感じられたのではないか、と思います。

百田尚樹さんを評した、女優で作家の中江有里さんが紹介した、児玉清さんの言葉に、いたく感銘を受けました。

「人生は50歳からだ」。人間は人生の終わりが見える年になると努力をしなくなる。だから50歳から努力した者が伸びるのだ、と。

次回は、後半の「2014 日本の主役(2)」をお伝えします。



🔷 編集後記


この特集記事(元記事)が公開されたのは、8年前のことで、アメブロでも8年前(2014-04-15 11:07:13)のものです。

✅8年を振り返ってみますと隔世の感があります。

個人的には2015年8月に妻、2017年3月に母、2018年1月に姉を相次いで亡くし、2021年12月には一人娘が結婚し家を出ました。
ちなみに、父は1998年6月に鬼籍に入りました。

2階建ての一軒家に残ったのは、私と、2018年8月に家族の一員になった元保護猫のノアだけになりました。

日経ビジネスは今号(2014.01.06 No.1723)から新創刊となりました。
以前の日経ビジネスと比べるとずいぶん薄くなったな、というのが率直な感想です。

しかし、見かけは薄くなっても、中身は凝縮され極めて濃い内容になっていました。広告が少なくなったと思います。多くの広告を掲載しなくても成り立つようになった証しです。

日経ビジネスはその名称から推測できるように、日本経済新聞社の子会社
日経BP社が発行しています。

全く個人的な意見ですが、日経ビジネスは親会社の発行する日経新聞に対抗していると感じています。

日経新聞では取り上げないテーマを取り上げ、深掘りした記事を掲載しています。

もちろん雑誌と新聞という異なる媒体であるため、テーマの取り扱い方やここまで書いてよいが、それ以上は書いてはいけないという限界は異なるかもしれません。

その点で、日経ビジネスはかなり大胆に切り込みます。

私が知っているケースでは、ノンフィクション作家佐野眞一氏がダイエーの創業者の中内功氏の過去の行状を日経ビジネスに連載した内容が、世間を騒がせました。

当時、私は日経ビジネスを購読していましたので、突然連載が中止され面食らった記憶があります。

かなりの暗部が書かれていたため、中内氏は日経ビジネスと佐野氏に対し、記事の連載差し止めと損害賠償請求訴訟を起こしました。その金額は2億円でした。

中内氏の訴えに対し、日経ビジネスと佐野氏は雑誌連載の中止を余儀なくされました。

中内氏がここまでしたのは、事実が白日の下に晒されることに我慢がならなかったと私は推測します。

中内氏は後に訴えを取り下げています。

その後、日経ビジネスで連載が差し止めになった『カリスマ  中内功とダイエーの戦後』は日経BP社から出版されました。新潮社で文庫化されています。




佐野氏は中内功氏とダイエーに対し、2億円の損害賠償請求訴訟を起こしました。仕返しをしたのです。

次のウェブサイトに経緯の一部が掲載されています。

僕は過去に中内ダイエーから2億円、訴えられた※。裁判は7年間続いた。向こうは名うての辣腕弁護士だったが、とことんやりあった。敵は「佐野がどこまで調べたのか?」という視点で突いてくる。僕は中内ダイエーに関する登記簿を、ダンボール10箱分持っていた。そして(関係者に)500人会った。原告側はその裏を取るために足を棒にして、調べていった。しかし次々に跳ね返されていった。つまり「佐野はそこで裏取りをしているんだ」ということが分かってくると、原告と被告の関係が逆転していったのだ。そして裁判所側も、(裏取りしていることが明らかになっていくと)風向きが変わっていった。

※佐野氏は、中内功氏の人生とダイエーの盛衰をテーマにした『カリスマ――中内功とダイエーの「戦後」』(日経ビジネスで1997年6月から連載、のちに新潮社で文庫化)を刊行。その中で書かれている内容が事実無根として、中内氏から提訴される。しかし中内氏はのちに訴えを取り下げた。

弾圧を恐がり、“感度”が鈍い編集者たち――週刊誌が凋落した理由(後編)
2009年05月20日 09時00分 公開




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