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■第8回 「セクハラ防止」は相手を純粋に仕事仲間と見られるか

1 あえてセクハラ問題の専門家ではない立場からの視点

 「武田斉紀の『組織や仕事のあるある問題、こうして解決』」の第8回のテーマに「セクハラ(セクシュアルハラスメント)」を取り上げてみることにしました。

 セクハラはどこの職場にもあるある問題だとは思うのですが、私はセクハラの専門家ではありません。が、これまでさまざまな業種や規模の会社の人事や組織に関わらせていただく中で、セクハラ問題についても折につけ耳にする機会がありました。

  また組織人の一人として、また取引先と仕事をする立場として私自身も無縁ではありません。

 セクハラ問題の専門家による対策や見解記事はあまたあふれていますが、組織コンサルタント視点からのものは珍しいのではと考え、私自身も、そして読者のみなさんも「セクハラの加害者にならないための提案」をさせていただけたらと思います。

 私からの提案は次の3つです。

提案1:「セクハラは相手次第」という発想はもうやめる
提案2:グレーと思ったらあらかじめ相手に断り、慎重に対応する
提案3:職場ではとにかく仕事に集中する

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