【読書感想】荻原浩著『オイアウエ漂流記』
2016.10.21アップ。
荻原浩著『オイアウエ漂流記』
小型旅客機が墜落し、無人島でサバイバル生活を余儀なくされるお話。
漂流モノは数あれど、ここまで面白いのは中々ないんではないか。
まず、登場人物の年代が様々。
主人公っぽいサラリーマンと上司数名。
取引先の副社長。
腹に一物ある新婚カップル。
三途の川に片足つっこんでるような爺さんとその孫。
毛深い外国人。
死んでしまった操縦士の愛犬。
生きるためにみんな必死。
読み進めていくと、自分も漂流者の一員になってこの島に居るような感覚になる。
生きるためなら何でもできそう、否、何でもやってやる。そういう気持ちになれる。
笑いあり切なさあり、ちょっとした色恋もある。でもリアルな描写も多くて、そこがとても好き。
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