プロダクトに違いをつくる出発点はなにか
このnoteは、Atrae Advent Calendar 2019の9日目の記事になります。
Adobe MAX2019ではワクワクする魅力的な発表がたくさんありましたね!そして、競うようにSketchやFigmaも新機能をリリースしてきました!
他にもデザインツールはありますが、Adobe XD、Sketch、Figmaは同じUIデザインツールのカテゴリです。もちろん違いがありますが、利用するデザイナーでも非常に選択が難しくなってきました。でも、彼らは全ての機能を競合から模倣している訳ではないはずですし、オリジナリティのあるコア機能があるはずです。みなさんのサービスやプロダクトにしても競合が存在し、機能の差や優劣、負けてはいけない機能があるはずです。
この差はどこからくるのでしょうか?
どんな違いがあるのか
ここ最近のアップデートで各ツールの違いが少ないですが、リリース当初やアップデート順を思い出してみると、各社の哲学やビジョンが垣間見えます。
例えば、Adobe XDは無料プランをつくりアプリケーションの軽さを重視していると聞きました。今ではVUIもカバーされアニメーションが充実していてプロトタイプできる範囲が他のツールよりも広く、非デザイナーとのコラボレーションを意識していると感じます。
Sketchはアイデアスケッチからカタチにするスピードを上げてプロトタイプで確認できるところをコアとして周辺の機能を埋めてきてます。UIデザインツールとして歴史が長く積み重ねたアップデートが多いのでアプリに安定感もあります。プラグインで拡張できる余地をつくったのもデザインツールでは独特でした。
Figmaはファイルレスのリアルタイム共同編集前提のデザインツールで今までの概念を壊すところからスタートしておりコラボレーションツールというデザインツールでは他にない機能で新しいデザイン体験をつくりました。
何が違いを生んでいるのでしょうか?
ビジョンが違いを生む出発点
開発の優先順位など開発してきた過程を見ると、各社の大切にしたいビジョンや哲学が垣間見えます。ビジョンがハッキリすることでプロダクトのコンセプトやターゲットユーザー、体験が異なり、備える機能やUIが違ってきたり、同じ機能でも優先順位が異なり実装順序が変わってきます。ビジョンがプロダクトの違いを生む出発点になっているのです。
なぜ違いを生み出せるのか?
ブレないビジョンが信頼できる仲間を集める
それは、ブレないビジョンが旗印となり仲間が集まってきて、その仲間たち信頼し合うことでチームとなることで、ビジョンと一貫したプロダクトを作り出せるからではないでしょうか。
ビジョンがあればいいのか?というと、ビジョンだけでは絵に描いた餅なので、ビジョンを実現する機能やUIを作り出せることも必要です。どちらかい一方ではなく両方大切なのです。
ビジョンをブラさず、プロダクトの機能やUI・ブランドやコミュニティなどをつくっていくには、ビジョンの旗印のもと集まった仲間が「弱みをさらけ出し信頼し合う」ことでチームになることが大切になります。
下の図はチームが機能不全になる要因で、機能不全は下から起こっていきます。逆説的ですが、機能不全を解決するには信頼を取り戻すことなのです。
みなさん弱みを見せられてますか?
ビジョンに正解はない
なんだかビジョンが崇高なものである必要性を感じてしまいますが、なかなかビジョンなんて考えられないし思いつかないという時は、今時点で想像できる範囲の言葉で良いと思います。イメージつかないと効力はないので。
そして、プロダクト開発したり組織運営したりして、ビジョンに近づいてきたな、と思ったらまたその時点から目指す高みへ旗印を立てればいいと思うのです。
山登りのように徐々に難易度の高い山へレベルアップしていくように、弱みをさらけ出せて信頼し合える仲間と一歩ずつ進みながらビジョンもプロダクトもアップデートしていけると最高ですね!
私たちwevoxチームは「We are the team!」と言えるOne teamを増やすというビジョンを掲げて日々取り組んでおりますが、一緒にビジョンを実現する仲間も探しています!特にエンジニア職・カスタマーサクセス職を募集しています。
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