Takeshi Yamao
記事一覧
「生成(なまなり)〜毒〜」
「生成(なまなり)〜毒〜」
Acrylic gouache on canvas
F3(273×220mm)
2024.06.04
僕が本物の鬼になる前に助けて
僕が欲しいのはそれじゃないの
あなた達が親はこうするものだと考えて与えてる物は僕にとっては毒にしかならないの
あなた達親も悩む事はあるでしょう
少なくとも僕は親として何かを与えてほしかったわけじゃないの
ただ近くにいてほしかった
「icon〜めめんと・もり〜2024」
「icon〜めめんと・もり〜2024」
Acrylic gouache on canvas
SM(227×158mm)
2024.03.30
数々の屍を超えて今の僕たちがある
そして僕たちもいつかは屍になり
その屍を超えていく者たちの時代になる
死を恐れるな
死を忘れるな
死を想え
死が身近じゃなくなった現代
医療が発達しなかなか死ねない
なかなか死なない
わずか数十年を
我
「大勢がそれを最善だと信じた結果」
「大勢がそれを最善だと信じた結果」
Acrylic gouache on canvas
SM(227×158mm)
2024.03.30
自分が信じる正義だけを正解だと信じ
それを大勢が認めた時
社会の崩壊が始まる
平等を謳い
多様性を謳い
それが正義だと信じ
マイノリティがマジョリティへと変わり
マジョリティが責められる対象になる
いつも何も変わらない構造
マイノリティとマジ
「この世は全て、死んだら終わり」
「この世は全て、死んだら終わり」
Acrylic gouache on canvas
SM(227×158mm)
2024.03.30
一皮剥けば皆同じ
死んだら朽ち果て土に還るだけ
何に執着し生きるも
世を捨てて自然に生きようと
この世の全ての生物の最後は死
DEATH
人間の自意識は生への執着から
映画の主人公のような生きる意味を探すけど
生きる意味など無い
生きてる間に何
「包み込まれた世界での葛藤」
「包み込まれた世界での葛藤」
Acrylic gouache on canvas
SM(227×158mm)
2023.12
親の庇護下のもとで生きる日々
包み込まれた世界で
わがままに甘え容認されたいと思う心
半端な世界に苛立つモラトリアムな心
もうどうしようもないと冷めて諦める心
この3つが葛藤し混ざり合い熱を帯び
七色の蒸気が渦を巻き僕を葛藤させる
もう嫌だ
早くここから抜
「生成(なまなり)〜母性への渇望〜」
「生成(なまなり)〜母性への渇望〜」
Acrylic gouache on canvas
SM(227×158mm)
2023.12
存在するからそれを望む
望むから嫉妬する
嫉妬するから苦しむ
苦しむ故にさらに望む
そして執着し囚われ鬼へと変わる
苦しみが楽になるのならば
嫉妬を忘れるようにさらに望む
熱望、切望、渇望。
「親性に翻弄される」
「親性に翻弄される」
Acrylic gouache on canvas
SM(227×158mm)
2023.12
愛だの絆だのとのたまい
自分勝手な親性を注ぎ
子どもを翻弄させる
僕は愛されてた
だけど
僕が求めたモノとは似て非なるもの
望んで、求めて、ねだって
でも
伝わらなくて求める事はもう止めた
僕は冷たくなった
それでも
燻る煙草の葉のように
求める気持ちが心
「美しい花の蜜は毒にしかならない」
「美しい花の蜜は毒にしかならない」
Acrylic gouache on canvas
M3(273×160)
2023.05.29
優美で甘美な美しい花に
僕はずぶずぶと溺れる
自然が生み出す色彩を帯びた美しさと醜さを合わせ持つ蜜
あまーいあまい蜜に全身を濡らし
母なような温もりと甘さにこの身を投じる
誰にも邪魔されない
誰にも侵されない
誰もが麻薬のような誘惑に負ける
気持ち
「僕を侵蝕する甘い蜜」
「僕を侵蝕する甘い蜜」
Acrylic gouache on canvas
M3(273×160)
2023.05.28
花の蜜はなぜ甘い?
蜜が甘いのか苦いのか酸っぱいのか
どんな味なのか味わってみたくて
それが誘惑だとも気付かず
全身で蜜を味わう
厳しさを忘れ
甘さに侵食され
己の愚かさを世間に晒して笑い者