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うつ病おじさんのDIYひとり暮らし フロアタイル編

前回までは壁抜きをして壁の塗装を終えたわけだが、

今回は築40年の床にフロアタイルを貼っていこうと思う。
さすがに丸まる40年一度も床を張り直したことがないわけではないが、たぶん最後に替えたのは20年ほど前だとのこと。

フロアタイルを貼っていく前にまずは床掃除から始める。
箒で掃いて、掃除機で掃除して雑巾で拭く。
DIYというと何かを作ることばかり注目されるが、実際の作業は掃除をしていることの方が多い。

掃除が終わるとフロアタイルを試しに置いてみて作業工程を考える。
プロの職人さんたちは床の中央から貼っていって両サイドで切り欠きをして合わせるらしいが、私は素人なので床の端から貼っていってもう片方の際で合わせる作戦でいく。


フロアタイルはこのように少しずらしながら貼っていくとデザイン的におしゃれらしい。

際の凸凹に合わせて切り欠きをして合わせていく。
この作業が大変なのである。
好きな人は好きだが、苦手な人はかなり苦手だろう。
ちな、私は苦手なほうである。
作業をしていると、いつも手伝ってくれている人が
「なんかいつも謝りすぎっすよね」と言ってきた。
その人曰く、私はいつも謝罪ばかりしているらしいのだ。
(手伝ってくれてる人は私のうつ病のことは知らない)

たしかに私はいつも謝ってばかりいる。
相手が道具を落としたら、私が謝る。
相手が私の側を通る時も、謝る。
そんな感じだ。
この謝り癖はいつからだったろうか。
あれは、私が20代の頃。
酷いパニック障害のせいで学校にいけなくなったときだ。
学校にいけなくなったことを周りの人達にずいぶん責められた。
それ以来からだろうか、変な謝り癖がついたのは。
私はうつ病も希死念慮もそれなりに愛着があるが、
この謝り癖だけは治したいと思っている。
謝ってばかりだと自分がここにいたらダメな気分になるからだ。


だいたいどこに何を置くのか決めたら、今度は床にボンドを塗る。
その上からフロアタイルを貼っていき、パズルのように合わせるのだ。

そんなことをやっていたらお隣さんが声をかけてきた。
どうやら自転車のチェーンが外れたという。
作業を中断して駐輪場へ、そして外れたチェーンを直してあげた。
実は自転車はほんの少し得意なのだ。
昔ロードバイクにハマっていたことがあるから。
隣人さんからはお礼にお茶を出してもらった。

お茶を飲み干し、作業再開。
ボンドの上にフロアタイルを貼っていく。
際の切り欠きをした部分がハマると妙に気持ちいい。
達成感がある。


フロアタイルを貼るとこんな感じ。
築40年のアパートとは思えない。まるで新築のようだ。

DIYを始めて今日が初めて楽しいと思えた日かもしれない。
今日の達成感は一味違うものがある。
床が変わると、ずいぶん部屋全体の雰囲気がかわるものだ。
明日からはアイアンペイントによる塗装を行う。

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