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指と星

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写真集「指と星」についての記事を書いていけたらと思います。
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記事一覧

雑誌に作品提供

雑誌に作品提供

写真集「指と星」に収録された作品が講談社の文芸誌「群像」の表紙に1枚、中に1枚使用されています。群像といえば純文学で、載っている作家の名前をみるだけで背筋がピンとする感覚がある。

献本が届いたので早速開封、手に取った時、その「厚み」が心地よく感じます。久しく忘れていた感覚。ここ全部ほとんど文字なんだなと思うと、すごいなと思う一方で、なにかすっと納得する感じもある。デザインはもとより、作家のウラを

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広島、京都、東京



本当に嵐のような滞在でしたが、広島、京都、東京での展示とアーティストトークを無事に終えることができました。自由人のはずがどこの営業マンかと言われそうなくらい慌ただしい時間でした笑。でもいろいろ無駄なものが削ぎ落とされていて美だけが残るというか、大切な時間と大切な人たちに会える時でした。

今回何回か作品にスリット(切れ込み)を入れる場面をデモンストレーションしました。こうした場面を公開すること

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写真集「指と星」の世界について / ドローイングや実験的な作品



「指と星」は写真集だが、写真だけではなくてドローイングも何点か入っている。だから写真集という言い方はもしかしたら少し適切ではないかもしれない。作品集という言葉も考えたのだが、それだとどうしてもカタログ的な感じが拭えず、結果写真集という扱いで発表している。私は写真集を文字ではなくビジュアルを通して何か新しい世界を伝えるものだと考えていて、その考えが合っている。

ドローイングは昔から描いているが

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写真集「指と星」の世界について / 光とスリット

写真集「指と星」の世界について / 光とスリット



写真集「指と星」。64ページ、A4サイズの本には色々な写真が入っている。それについて書いていきたいと思う。最初は光とスリットについて。

私にとって光は重要な存在だ。もちろんあらゆる写真家にとって光は大切だ。光がなければ写真は撮れないのだから。ただ、私にとって光は別の意味でも重要だった。

それは光そのものを写真に入れていることだ。

写真に光が透る時、もしくは写真に光が反射しまたたく時、美し

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「指と星」

「指と星」

新しい写真集「指と星」がもうすぐ世に出る。

「もうすぐというのは」

クラウドファウンディング で資金的なめどが立ち

作品の部分で納得のできる部分までこぎつけ

表紙デザインが上がり

もうすぐ実物の本の見本が届くという意味でもうすぐだ。

noteでは

この「指と星」の物語や背景などを書いていきたいと思う。