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❖見タイ!知りタイ!伝えタイ(165)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2022年11月25日)
♪サワディー(こんにちは)
タイでは「サワディー」、ラオスでは「サバイディー」と多少の音の違いはありますが、どちらの国も挨拶のときに両手を合わせます。これは「ワイ(ไหว้、合唱する、拝むといった意味になります)」と呼ばれています。
調べてみると、手のひらをしっかり合わせるというよりは、内側を少し膨らませるのが正しいようで、その形がタイの至る所に植えられている蓮のつぼみを表しています。そして挨拶の対象が、自分より年上や身分の高い人だと、手の位置は高くなり、最高の敬意を示す場合は、顔の高さになります。
この「ワイ」の形は、人間だけでなく、タイの街中を歩いていると、オブジェやイラストでも表現されています。マクドナルドのキャラクターが「ワイ」をしているのを見たときは、さすが仏教国と素直に感じました。
ちなみに、「挨拶する」はタイ語で「タック ターイ(ทักทาย)」といいます。タック(ทัก)だけでも「挨拶する」という意味で使うことができますが、ターイ(ทาย)が「心を読む、予測する」などの意味を持っています。挨拶というものが単なる行動ではなく、相手の様子を考えながら行うものと考えられているからかもしれませんね。儒教の「礼」も、内面に他者に対する親愛の情である「仁」があり、それが外面に正しく表れたものと考えられているので、単に外面的な形だけでは駄目であることは、仏教も儒教も同じということかもしれませんね。
それでは本日はここまで。
♪ジューガンマイ(また会いましょう)
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